以前に「奇跡のピアニスト」ということで舘野 泉さんのことを書いた。彼は今から3年ほど前に脳出血により右半身付随となる。2年半に及ぶ苦闘の日々を不屈の精神でのりきって、左手による演奏会で復帰を果たした。
「音が生きていれば、手の本数は関係ない」 と彼は言う。命の水脈をたどるようにして取り組んだ左手による作品は、静かに燃える愛情に裏打ちされた、聴く人の心に忘れがたい刻印を残す。
9月に下記の2つのコンサ−トがあるので、お聴き逃しのないように!!
左は札幌で日本フィルとの共演。プログラムはラヴェルの
「左手のためのピアノ協奏曲」
右は是非彼のソロを聴きたいという人のために。会場は苫小牧です。プログラムは
バッハの「シャコンヌ」スクリャ−ビンの「前奏曲と夜想曲-作品9」などです。
*日本フィルハ−モニ−第29回北海道定期札幌演奏会
日時:9月16日(金)19:00開演
会場:札幌コンサ−トホテル キタラ
入場料:A席のみ 5,500円
*舘野 泉ピアノリサイタル
日時:9月14日(水)18:30開演
会場:苫小牧市文化交流センタ− 「アイビ−・プラザ」ホ−ル
入場料:4,500円
いずれもお問合わせ・お申込みは
佐藤:011-661-5371 雁部:011-512-5129(舘野 泉ファンクラブ事務局) まで。

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