朝のパドックは高原の朝という感じで、天気も良く清々しい朝でした。
今回もこちらのメカニックということで参加しました。
タカタで開催された5時間耐久レースにメカニックとして参加してきました。
前回はウッドラフキーの破損によりスタート出来ずリタイヤだたので、自分が組んだエンジンが今回もまたそんなことにならないよう行ってみたのですが、いや〜今回も大変でした。

というのが朝一でエンジンはかかったものの、一度エンジン止めたら再始動が出来ないという症状に悩まされて、朝からドタバタでした。



空ぶかしでは明らかに薄い症状なんだけど、プラグは真っ黒。

ボコつくとかバラつくとかそんなんじゃなくて、何か変、絶対に変って状態。

プラグを変えても各ジェットを変えても大した変化無く、エンジン再始動が不可能に近いくらい大変なのでありました。
みんなで100連発キックしても、パドック内を延々押しまくり押しがけしても全然ダメ。
エンジン始動するだけで体力切れです。みんな大汗かいてひ〜ひ〜言って・・・。




耐久レースだからこれは致命的だよな。それにこんなみっともないエンジン音で走ってちゃかっこ悪過ぎるよなぁ〜。。。。と思いつつも、なんとか運がよければエンジンだけはかかるんでスタート時間が迫ってきたことだし、仕方なくピットスタートすることに。。。だましだまし走るしかないか・・・。

結局ヨッシーは練習時間に走ることが出来なかった。
今回は、ハナミズキRのワンオフの補強プレートも装着され、これで完璧のつもりだったのにね・・・・・。
結局朝からこんなことばかりやって・・・。
スタートはピットスタート。それも最後尾。
なんとかスタートをしたときにはトップは半周以上先を走っておりました。
それでもぐずるマシンに鞭を入れ福岡くんが1時間後トップに立ちヨッシーにライダー交代。
「ちゃんと吹けんしパワーがまるで無いねぇ。加速時も減速時も変な回り方をするし、おまけにギヤが全然合ってない。あれじゃ今走っとるヨッシーもたぶん苦労するよ。

」と福岡くん。
スタートまでにギヤまであわせる時間無かったものね。。。。

そんな感じでエンジンの調子を訊いていろいろ対策を練ってるときに、なんとヨッシーが転倒


怪我は無さそうだしマシンも壊れていないようなのでほっとしたのですが、エンジンが再始動出来るのかが問題。
でもなんとか運良くエンジンがかかったようで一安心。


(接触して転倒された相手のライダーの方、ごめんなさい。)
これでトップと大きく差が開らいてしまったものの、まだなんとか追いつけそうな距離。
ヨッシーも必死でトップを追います。45分走行後に2番手まで順位を上げピットイン。

この時点でトップとの差はほとんど無かったので、不調なマシンでヨッシーもよく頑張りました。

そして給油を終え、豊原さんにライダー交代。
ここでまたまたエンジンが始動不能に・・・・。あろうことか再始動に20秒以上かかってしまいました。ありえねぇ〜。

豊原さんも懸命にトップを追いますが、いよいよ追いつくかなって頃に痛恨の転倒。


さすがに今度の転倒ではエンジンの再始動は不可能な様で、マシンを押してピットにもどって来る豊原さん。
それを見守りながら
管理人「大丈夫か?豊原さん諦めるかな?」
福岡君「許さーん!押して帰ってこーい!(笑)」
管理人「途中で倒れるんじゃないか?」
福岡君「それも面白いかも。(笑)」
管理人「いや、おっさんにドラマ作ってもらってもなぁ。。。。お!おっさん息があがっとる。死ぬかも。」
福岡君「たまにはしんどい思いしてもらおう。マシンがかなりダメージ受けとるね。。。」
管理人「修復できるかな?エンジンが砂吸ってなきゃいいが・・・」
福岡君「・・・」
と、転倒したことを責めるつもりもなく「こればかりは仕方ないよね。」って感じではあったのですが、ここで終わったら福岡君にとっては1時間(前回は0分)、ヨッシーには45分の走行でレースが終わってしまうので、なんとか修復して走らせてやりたいと思った管理人。
けっこうダメージ大きかったけどエンジンは砂を吸っていなかったので、大急ぎで修復作業に入ります。
実は先週のテストでマシンのフレームにクラックが発見されたので(この日、福岡君本人の肋骨にもクラックが入っていた。)、福岡君がわざわざ広島の安村君のところまで行ってエンジン降ろして溶接してもらって、またエンジン積んで、同時に車体周りや足回りのセットも出してもらってと、一生懸命準備して来たのにこれで終わりじゃ気の毒過ぎます。
で、朝からの不調の原因をずっと考えていた管理人。
もう考えられるのはキャブ本体の異常しかないと思ったんで、豊原さんに訊けば予備のキャブを1個持ってるという。


それで、ここでキャブ本体を交換することにしました。
そしたらなんとキック1発でエンジン始動。それもエンジン絶好調。一度エンジン止めても、楽々再始動。。。。。。。。



なんだったんだ朝の苦労は。。。


その後はエンジョイモードに切り替えて、福岡君とヨッシーに残り時間楽しんで走ってもらうことにしました。
エンジンもご機嫌な様子で、キレイに良く回っていました。
福岡君が3秒台、ヨッシーが6秒台くらいで周回。ライダー達も「朝の不調はなんだったんだ?すげ〜気持ちいい〜。」とご満悦でした。
結局4サイクル改造マシンにとって、キャブ本体も消耗品なんですね。振動でフレームにクラックが入ってしまうほどだから、キャブ本体の内部の傷みも激しいようです。
いい勉強になりました。
ライダーを送り出し、豊原さんのダメージが気になったのでテントへ。
足の甲を少し打撲したようで、コンビニの氷パックを患部にあてて冷やしておりました。骨折はしていないようなので一安心。
だもんで氷パックを思い切り患部にぶつけてやりました。そしたら「いてて・・・!」って・・・。(笑)
ヨッシーをおしおきしてるわけじゃないですよ。暑いので頭から水をかけてるところです。
とまぁそんな感じでリザルトは確認せずに先に帰った管理人でしたけど、久しぶりに長丁場の耐久レースに参加できてとても楽しめました。
トラブル無くレースを終えるよりも、こういうドタバタがあるほうが思い出に残りますもんね。
後になって振り返れば、きっと笑える内容のレースだったと思います。みんなで一生懸命頑張った。それでいいのだ。
簡単ではありますが、参戦レポでした〜。

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