また急に寒くなって
まあ、ぐっすり眠ることできていいんですけどね。
先日のガールズの大会。
小学生の女の子、多くがおそらくは男の子と一緒にプレーしているんだと思います。
そこでできているということはそれはそれで素晴らしいこと。
でも、そのおかげでゴールキーパーができる選手、少ないみたいですね。
男の子と一緒のチームでゴールキーパーをする女子選手、おそらくいないでしょうから。
トレセンの大会ということになると、日ごろゴールキーパーを専門にやっている選手がいない、だから未経験、またはトレセンでの試合でしか経験していない、そんな選手がゴールキーパーを務めるといった姿がたくさん。
そのせいか、ベンチのコーチもあまりゴールキーパーに対して多くを求めないですよね。
確かにキャッチングはうまくできないかもしれません。
ローリングダウンもできないでしょうから、セービングなんて期待できませんし、トレーニングしていないのでそれを求めることも当然できません。
できなくても、できないのが当たり前って感覚で見てしまいます。
でも、ゴールキーパーのシュートストップって全体の10%から15パーセントくらい。
それ以外のプレーは?
それに関してはもっと色々求めていいんじゃないでしょうか?
ゴールキーパーが特殊なポジションといわれるのは、手を使えるから。
手を使う場面って?
手を使うことで最善のプレーができる場面で手を使う。
手を使わなければベストの処理ができないから手を使う。
シュートストップ以外の
スペースの処理やデストリビューション
ペナルティエリアを飛び出したら、フィールドプレーヤーと一緒です。
こぼれ球を拾っった時って
たとえばフィールドプレーヤーであれば素早く味方にいいボールを配給することを求めますよね。
フィールドプレーヤーであれば、奪われる恐れがあるから急がねばならないという一面もありますが、攻撃のスタートと考えたらゆっくりしているとチャンスをつぶしてしまいます。
ゴールキーパーの場合、キャッチしてしまえばそこで奪われる心配はありません。
だからついついゆっくりしてしまうことを容認。
攻撃の起点であれば早くプレーすることが必要な時も多くあるはず。
その上で、
ただ大きく蹴りだすことだけで
『ナイスキック!』
って声、甘い評価。
味方にきちんとしたパスになっているの?
サイドの選手に転がしてフィードとか
フリーの選手にパスとか
できる場面たくさんなのに。
ゴールキーパー未経験でも
サッカーでは当たり前で大切なこと。
その辺りは、どのポジションでも一緒なはず。
出来ないこと、トレーニングしていない部分には目をつぶっても
それ以外の判断はもっと求めたほうが選手のため。
コーチがゴールキーパーのプレーに対してよくわからない、
そんな表現をしますけど、サッカーの本質を要求するだけ。
わからないから甘くする、
それはどうかなって思わせることがちょっとあったかな?
ジュニア世代で数多くのポジションを経験することはいいことだと思います。
その上で、
そのポジションであれば、
何を考えてどんな判断をしなければならないのか?
そんなことを考えるきっかけをたくさん選手に与えてあげてほしいですね。
未経験だから、
だからいろいろ考えることを求める。
それは大きなチャンスですから。
チャンスを生かしてほしいと思います。

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