朝明るくなるのが日に日に早くなってきました。
雀のさえずりで目が覚めることも。
我が家の屋根に今年も巣をつくっているのでしょうか?
我が家の周りに残っていた雪もすっかり消えて、もう完全に春です。
でも、残念ながら高校登山部のスキー場での雪崩事故。
安全との判断で行ったんでしょうけど、完全な判断ミス。
亡くなった方のご冥福を祈るとともに、遺族の方の悲しみは相当なものでしょう。
スポーツの指導をする物としては、こういった判断ミス、絶対にあってはならないことと改めて胸に刻まねばいけません。
でも、
テレビで相変わらずまったく安全な場所から
「1%でも危険があると思ったらやるべきではない!」
って発言がありましたが、これってちょっとね・・・
1%はだめ。
では0.1%は?
0.01%は?
では、格闘技関連の競技はすべてダメでしょう。
乗馬等は落馬事故で命を失う事故が過去に起きていますから、競馬を含めて禁止ですか。
サッカーだってゲーム中に相手との接触がありますから、ファールがなくても怪我の危険はありますし、場合によっては死亡するという危険性はゼロではありません。
当然、引率や指導する人間はゼロを目指さなければいけいないんでしょうけど、スポーツで100%安全なスポーツなんてないんじゃないかって思いますけど・・・
私の夜のランニングだって、突然心臓がとまる心配ありますしね。
まして、登山の場合、
天候が良くても、落石、落雷等もあります。
大切なお子さんを預かる立場の人間は
100%安全なスポーツはないという事をきちんと理解していかなければいけないと思います。
その上で、常に100%を目指す。
スポーツですからリスクを恐れないというメンタリティを養わなければいけません。
でも、安全管理は100%を目指す。
安易に、やるべきではないという言葉を選ぶと、スポーツする人間なんていなくなりますから。
こういった問題が起きるといつも難しい質問を突き付けられた気持になります。
1%でもリスクがあるならやるべきではない?
だったらボランティアの指導は自己保身を考えたときにリスクだらけ。
ボランティアでの指導者のなり手がどんどん減っていって、子供も大人も何もしないのが一番!そんな風潮になることが一番心配です。
リスクを冒さないことが一番のリスク、
そんな発想さえもなくなってしまうんでしょうか?

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