台風は大丈夫でしょうか?
「台風なんかに負けません!」
とか言っても、けっして戦って勝てる相手じゃないですからね。できる準備はしておきましょう。
日曜日にキャンプを終えて、
暑かったこともありますけど、なんか気疲れもあってか家に帰ってぐったり。
でも選手に力を出し切ることを求めたキャンプ!
力を出し切ってスーパーまで言ってお刺身買ってきました(笑)
いただき物のお酒。
自分じゃ買わないなぁ!こんないいお酒。
緑川 純米吟醸 雪中貯蔵
きれいなお酒
そんな印象です。
吟醸香が主張しすぎないのがいいですね。
海老、つぶ貝、マグロ、さわらのたたき
二日間好きなサッカーに関わって、
帰って好きなもの食べて呑んで、
幸せな人間です。
今回のキャンプでは、前日、当日と新潟トレジャーさんの総監督のAbeさんと久しぶりにじっくり話し込む時間が作れました。
いつもいろんな事を学ばせていただきます。
サッカーに対する取り組み、選手に求めるスキル、
いつも先を走ってくれていますので本当にありがたい存在。
Abeさん、「現役時代はすべてのポジションやりました。」
そうおっしゃっていましたけど、あの考え方のバランスの良さはそこから来ているんでしょうね。
結構選手時代の癖が指導に反映される指導者多いですからね。
ディフェンスだったから逆に攻撃的だったり、
フォワードだったからディフェンシブだったリ。
なんか、自分に足りなかったものを選手に求めるって言う部分が出ている方、けっこう見かけます。なんとなくの感想ですけどね。
私の場合は人間がもともといい加減ですから、逆に選手に心の部分で求めるものが多いかも。
スポーツ的な発想よりも、武道に近い感覚で指導している感じが自分の中にはあります。
今回のオリンピックで柔道の大野選手が金メダルを取っても畳の上で喜びの表現を示さなかった、
あれこそ武道であり、礼に終わる姿だと思います。あれを見ることができて本当によかったと思いましたからね。
対人競技である以上は相手に敬意を表さなければいけない。
きちんと礼を尽くす。
それと同時に、礼が終わるまで勝負は終わっていない。
残心
そんな事を求めるのが日本の武道の精神。
過去の金メダリストの
古賀選手、吉田選手、3大会連続金メダルの野村選手、現監督の井上選手、女子の田村選手
みんなあいさつの礼の前にガッツポーズしていました。
畳の上でとび跳ねる選手も。
プレッシャーから解放されて、喜びを抑えきれない。
でも、それは日本の武道で大切にしている部分ではいけない事。相手を敬い、礼を尽くす事をないがしろにしている行為。
南米のサッカーから学ぶ事
ヨーロッパサッカーから学ぶ事
素晴らしい技術や、育成のシステム、
まだまだ学ぶことがたくさんあります。
でも、心の部分は日本人の伝統的に大切にしてきた素晴らしい物を大切に、ないがしろにしない。
和魂洋才
少年サッカーでもそれを表現することできないでしょうか?
スポーツだからもっと楽しさを前面にって言う発想も間違いではありません。
めんどくさいおっさん的な指導にご父兄の目には映るかもしれません。
でも、もともとある素晴らしい伝統
日本人なのに日本の良さを大切にしないなんてもったいないですからね。
嬉しくても、悔しくても
相手を敬い、周りに感謝できる人間に育ってほしい。
少しずつでも、理解してもらいたいと思う日々です。
まあ、焦らずじっくりと。
日本酒も急いで呑むと美味しさもわからなくなり、その上気持ち悪くなることだってありますからね。
いいお酒はじっくりゆっくり焦らずに。
そんな感覚で少しずつ。

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