昨日はスーパームーン!
『月に代わってお仕置きよ♡』
って言うフレーズを思い出す人は何歳以上なんでしょう?
雲の隙間からたまに顔を出す月を愛でながら、いつもより少し長めのウォーキング。
最近ゴールキーパーの育成について色々思うところがありまして、そのあたりを何回かに分けて書いてみたいと思います。
もしかしたら、親交のある指導者の皆さんにとって耳の痛い表現、偉そうな表現があるかもしれませんがご容赦願います。
小学生のチームのゴールキーパー。
小学生なので色々なポジションを経験させたいのでポジションを固定しない。
そんな考えを持っていらっしゃる指導者の方も多いことでしょう。でも、そういいながらも大会などではゴールキーパーをその大会ごとに違う人間にするってことは実際にはないようです。せいぜい、練習試合で体験させる程度でしょう。
ポジションを固定しないっていう考え方自体はいいことだと思うんですよね。色々なポジションを経験させる。それによって学ぶこと沢山ありますから。
でもね、
固定しない
ってことと、
指導しない
ってことはイコールではないですよね。
ゴールキーパーの技術に関して、きちんと指導していない指導者の方、多いんじゃないでしょうか?
まあ、私自身も通常のトレーニングの際にはゴールキーパーだけ分けてトレーニングをする機会、少ないですから偉そうなことは言えませんけど。
色々なポジションを経験させたいのであれば、ゴールキーパーの、ゴールキーパーとしての技術を身につけるトレーニングも当然しなければいけません。それをやらないのであれば、
色々なポジション
ではなく、
フィールドプレーヤーに関してはいろいろなポジション
ということになりますよね。
でね、
そういったことを言うと、
『ゴールキーパーにかんしては、(自分がフィールド出身だから)良くわかんないんですよね!』
って平然とおっしゃる方も結構いらっしゃいます。
これ、じつはとってもおかしなことだと思いませんか?
私は運よく、ゴールキーパーもフィールドプレーヤーもレベルが低かったとはいえ経験があります。レベルが低くてできないことを沢山経験したことが今に生きていると思っています。
でも、ゴールキーパーって、子供の時からゴールキーパーしか経験していない選手けっこう多いんじゃないでしょうか?
『ゴールキーパーだったから、フィールドプレーヤーのこと、よくわかんないので指導できないんですよね!』
ってこと、言えないですよね。
ゴールキーパーって、チームでは少数派。
厳しい表現をするならば
ゴールキーパーという少数派を、フィールドプレーヤーという多数派のために切り捨てているってことになるんじゃないでしょうか?
指導者の方によっては
『あいつは運動能力高いから、ゴールキーパーじゃもったいないよなぁ』
なんてことを言う方もいまだにいらっしゃいます。
自分のやっていたポジションに思い入れがあるのは仕方がないこと。
でも、
大切なゴールキーパーというポジションを、軽視し過ぎの方、多いんじゃないでしょうか?
確かにゴールキーパーの技術に関する情報って少ないかもしれません。
25年くらい前は皆無でしたからね。本の中で2ページくらいでおしまいなんてものも多かった気がします。
でも、今は様々な情報を入手することが容易にできます。
『ゴールキーパーに関しては、よくわかんない・・・』
それは、単なる言い訳ですよ。
軽視せずに、しっかり勉強しましょうね!
指導者が自ら学ぶ姿勢を放棄したら、もう指導者と言えないでしょ。
多数決で決まることが必ず正しいとは言えませんから!!
つづく

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