アジアカップでは本田選手が審判の判定に皮肉を言ったら罰金を取られ、その罰金の額が話題になりました。
大相撲では横綱白鵬が自らの相撲の取りなおしについて批判したことに対して『品格がない』と非難されています。
競技かかわれば、とらえ方も変わるものですね。
白鵬の取り直しになった一番、動画サイトでもたくさん出回っていますけど、まあ、普通の感覚であれば白鵬の言うとおり取り直しなんて必要ないものに見えます。ビデオでゆっくち見れば確かに相手の身体が間違いなく早くおちていますからね。
完全なミスジャッジがあった場合、サッカーであれば当然抗議します。ゲーム後でも、ビデオを見てそれがミスジャッジであることを追求するのは珍しいことではありません。
判定は覆ることないですから、ゲーム中にそれに対して異議申し立てをして余計な時間を使うことに対しては必ずしも正しいとは言えませんし、少年サッカーの指導をしている場合には、あえて間違いを受け入れるという事も必要な場合もあります。
でも、その判定がたとえば勝ち負けに直接かかわる場合、
以前もありましたけど、確実に入ったゴールをノーゴールと判定されたり、
それが決勝点になって次のステージに上がれるとか、今のステージにとどまれるとか、
相撲だったら勝ち越し負け越しが決まる一番だったりとか、
ミスジャッジのためにその後の収入までが大きく変わるとかって場合にも、
『審判も人間、間違いはある!』
ですむのでしょうか?
行司さんのわき差しはさし違いをしたときに腹を切るものじゃなかったでしたっけ?
あれをとりなおしにした審判部はおとがめなしで、一番影響力があるからこそ発言した白鵬は
『品格がない』
って批判の対象なの?
相撲は神事だから
だから判定に対しては意見を言うことは許されない
それならそれでいいのでしょうけど、だったらその前に疑わしい判定を協会の中から
『あの判定はおかしい、あれで取り直しになったのでは命がけで戦っている力士に申し訳がつかない』
と声がでて、審判部に対して理事中なりがお叱りの一言があるべきでしょう。
身内の不手際には不問で、
不手際に対してあえて口を開いた人間に対して『品格がない』って批判する姿勢、
そういった、身内に甘い体質を直していかないとまた相撲人気が落ちちゃいますよ。
そう言えば、花のある力士が減ったなぁって思っていたら、四股名に『花』がついている力士もめっきり少なくなったんですね。幕内には今いるの?
貴乃花とか若乃花が引退して、『花』をつける力士が少なくなった気がします。外国人力士が増えたのも理由の一つでしょうか?
身内に甘く、余計なことを言わないようにする『言わぬが花』は増殖中みたいですけど・・・

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