似たような発想ってあるもんで
昨日のスポーツ新聞で、私のブログと同じような表現をされている方がいらっしゃったのでついつい嬉しく思う俗物です(笑)
今回ワールドカップの予選リーグ敗退が決まった日本代表。
新聞のあちこちに
「世界との差」
っていう表現がありました。
でも、予選で敗れたから世界との差があるってこと?
ってことは、
スペインもイタリアもイングランドもポルトガルも世界との差があるってこと?
そんな表現をされていらっしゃる方も評論家でいるのですね。同感です。
選手は世界のトップに対して卑屈な感情を持っていないのに、マスメディアの皆さんはいまだに卑屈になっているんじゃないかって思いました。結果と先入観、それだけでありふれた表現をする人多過ぎです。
とはいうものの
平均点での物の見方、育成年代の指導指針にはある程度必要なこと。
「いまの子は」
っていう表現、私も嫌いです。今の子って名前の子、いませんから。
でも、残念ながら、環境の変化により平均的に上手くなっているプレー、平均的に苦手になっているプレー、あるんじゃないかと思います。
小学生のサッカーのトレーニング
20年も前であればまだまだ小学校は部活動も盛ん。
放課後明るいうちは外で思い切ってサッカーをしていました。
ボランティアの少年団チームが増えてきたことで、専門的な指導を受けるチャンスは増えたかもしれませんけど、練習は夜間体育館でというパターンが近年増えてきたんじゃないでしょうか?
そんな環境の変化で
足元のボールコントロールは格段に平均点は上がった気がします。
でも、
ロングキックであったり
ヘディングであったり、
胸でコントロールするといった技術に関しては低年齢の選手に関しては退化してきているんじゃないかって思います。
昔は遊びで野球をすることもたくさんありましたから、空間認知能力が自然に養われていたのかもしれません。
こういった能力が、トレーニング不足により低くなって、ヘディングやロングボールの胸トラップなんかができない選手が多くなってきている、そんな気がします。
先日会社帰りにアルビレックス新潟サッカースクールにお邪魔して色々勉強させていただきました。
プロチームの指導者のトレーニング、
私が危惧するようなこと、きちんと把握していらっしゃいます。
ヘディングやロングボールの対応、非常に参考になるトレーニングをされていらっしゃいます。いいトレーニング、すぐにまねさせていただきます。
色々久しぶりにお話しさせてもらいましたけど、
プロチームのコーチがお金をとって行うからこその難しさ、あるんですね。
厳選素材できちんと丁寧に出汁をとって味も栄養価もレベルの高いものを作りたい、でも、それだと美味しくても美味しさが伝わりにくいから、ちょっとスパイスきつめにしてあげなければいけない、そんな印象でしょうか?
我々はボランティアだからこそ、
理想を追求して、思い通りの指導を思う存分行うことができるのかもしれません。
日々学び続けることで少しでも子供たちが高いところにいけるよう手助けができるといいですね。
情報の多い時代だからこそ
情報をコピーペーストするだけで学んだと勘違いしそうですけど、
目の前の子どもたちのために、多くの情報を精査して利用できる、
けっして短絡的な発想をしない姿勢が我々には必要でしょう。
口先だけにならないようにしたいと思います!!

0