屋根の雪がもうすぐなくなりそうです。
なんだかんだ言いながらも、雪下ろしを今のところしていないのは、個人的には大助かり。
もっともそれによって困っている人もいるんでしょうけど。
製造業でお仕事をしていると
『後工程』
って言葉、よく使います。
品質管理とかの活動においては、
お客様=後工程
っていうふうに教えることもあるようですね。
製造業では、自分の後工程、自分の仕事を受けて、その後に仕事をする人間に対しては気を使うのが当たり前なんですけど、なかなかそれができなかったり、ついつい忘れていたり、中には全然そんな気がなかったりと、さまざまな人間が存在します。
一方的に自分の考えが正しいって押し付けたり、
雑な仕事で、仕事を受け継いだ人間がやりにくかったり困ったり、
でもこれ、製造業とかのお仕事だけに言えることじゃないですよね。
サッカーなんて、後工程だらけ。
常に後工程の事を考えてプレーしなければいけないスポーツ。
もらう相手が受けやすいように、
でも、ゆるければいいかって言えば決してそうではなく、
速くてギリギリ追いつけるようなパスのほうが結果的に相手からカットされずに、その後の後にいいボールを供給できることがあったり、シュートにつながったり。
でも、自己満足で速い難しいボールを出したら追いつけなかったり。
出した人間が受ける人間の能力を無視して速いボールを出しているのに、追いつけない人間を批判する、それだと時には気持ちがつながらなかったり、でも、もっと深い部分で追い付けなかった選手の成長の糧になったり、
後工程の、その選手の事を考えた優しさを常に持つことが大切だと思うんですけど、追いつけないパスを出すことも時には優しさを含んでいるケースがあるんですよね。なかなかそのレベルになるには難しいんでしょうけど。
よく考えたら、環境活動って凄く先の後工程のための活動。
自分の子どもや、そのまた子供、
自分に子供がいなかったり、子供に子供ができなかったり、
そんな場合でも、自分と縁もゆかりもない人間に素晴らしい環境を残してあげる、
自分の後の後の、そのまた後工程の人たちを気遣うってこと。
そのために廃棄物を減らしたり、環境汚染物質を減らしたり、
ちょっとの我慢だったり、工夫することでずっと後の後工程の人たちのことを考えてあげる。
製造業も
サッカーも
環境活動も
実は基本理念って同じなんじゃないかって思いました。
ってことは、
サッカーには人生において大切なことがいっぱい詰まっているって言えます。
そんなサッカー
子供たちには見えている部分だけではなく、深い部分までもっともっと見つめることができる人間に育ってほしいと思います。
サッカーそのものが人生って言えるように、これからもたくさん学んでいきたいですし、自分が学んだことを沢山伝えていきたいですね。

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