国際ユースサッカーを本当は観に行きたかったのですけど、
餃子づくりを優先したので
その代わりに県立近代美術館に
「ルーベンス」
を見に行ってきました。
ルーベンスと言えば
「パトラッシュ、僕もう疲れたよ、なんだか眠いんだ・・・」
と言いながらネロが息絶えたときに最期に見ることができた絵で有名です。
最近ちょっと疲れがたまっていたので、ついついルーベンスの絵の前で
「もう疲れたよ、なんだか眠いんだ」
って呟きそうになるかと思ったら、入口にパトラッシュがいるじゃないですか(笑)
盲導犬育成推進のパトラッシュ基金の大型募金箱なんですね。
ちなみに今なら県立近代美術館設立20周年という事でうちわがもらえます。
まあね、
いただける物は何でももらいますけどね・・・
ルーベンスでうちわって・・・
しかも美術館でこのセンスはどうなんだって思っちゃいますよね(・_・;)
最近こういった展覧会ではヘッドフォンから絵の解説をしてくれるものを貸し出してくれるんですけど基本的にはそういった物は借りません。
なんて言うのかなぁ
知識として鑑賞したくないんですよね。
余計な知識を入れずに
目で見たそのままをうけとめたい
そんな気がするので。
確かに知識があった方がいいのは当たりまえ。
その絵の時代背景とかいろんなものも分かった方がよりその絵の持つ深いところまで理解できるのかもしれません。
でも、感性とか感覚とか
そういった物を養いたかったり
その絵の持つ力を感じたかったり
そんなことを優先したいのでできるだけ細部にあまりこだわらずに全体をぼんやりと見るようにしています。
写実ということに関しては今の画家さんのほうが高い技術を持って、本当に写真と見間違えるような絵を描かれる方多くいます。
もっといえば、写真のほうがリアルで、コンピュータに任せた方が細部まできっちりと間違いなくはできますからね。
でも、絵のほうが作者の想いとか気持ちを伝えることができます。
現実に無いものもあるがごとく伝えることも可能です。
自分の目に焼き付ける、
心に焼き付ける
そんな感覚の大切さを忘れないようにしたいものです。
写真やビデオに頼らない
瞬間を網膜に記録できる
子供たちにもサッカーにおいてそんな感覚身につけてほしい気がします。
便利な世の中になって
コピーした物だけを見て本物をみた感覚になる
でも、本物の力をなんとなくでも
もしかしたら力を感じるって言う錯覚でも
本物から受け取る
そんな経験をいろんなものからしてもらいたい気がします。

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