東京のお蕎麦の老舗、
『かんだやぶそば』
が火事というニュース。
行ったことは無いですが、建物自体も歴史的に価値があるものらしいですね。残念なことです。
そのニュースで、
『明治の創業から継ぎ足し継ぎ足ししてきた蕎麦つゆの材料である「かえし」も一緒に焼けたようです。もうあの味はでないのでしょうか」
といったコメントを耳にしました。
う〜ん、たしかにな〜・・・
でもね、
ノスタルジックな考え方したらそうかもしれませんけど、明治から継ぎ足しってそんなに価値があるもの?
毎日半分ずつ継ぎ足すとしたらのそ次の日には初日の成分は4分の1
2分の1を30回かけたら・・・
0.5の30乗
0.0000000093
0.0093ppmという単位で表せます。
1ppmは100万分の1です。
硫化水素が0.02ppm以上だと水質の公害基準ですから・・・
1カ月も「かえし」を作り続ければ初日の「かえし」の成分は0.0093ppm(半分ずつ継ぎ足しとしてですが)
130年前の成分が味に影響なんて与えないって数字が表しててくれます。
TPPの問題で食料自給率が話題になります。
40%以下だから大変だ!
でもね、
カロリーベースです。
こんにゃくは0Kcalですから含まれません。
輸入のトウモロコシを食べて育った豚や牛も自給率には含まれません。
これ、経済ベースでは70%近いらしいですね。世界的にも優秀な数字らしいです。
数字を流す方の作為的なもの、何か感じます。
カロリーベースで40%以下ですから、決して安心ではありませんが、数字の基準をきちんと説明する機会が少ないですよね。
130年前から
40%以下だから
数字に惑わされること沢山あります。
私たちはスポーツの指導においても数字を沢山使います。
ついつい数字に惑わされて本質を見逃すこともないとは言えません。
数字を扱う時には、その数字の奥に潜んだものを深く読み必要があります。
表に表れている物だけに惑わされないようにしたいものです。
子供なんて、計算外のことが沢山ですからね!!

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