ちょっと前にサッカー選手が
『心を整える』
って言う本を出して話題になりましたよね。私は読んでいませんけど。
あんまり食指が動かなかったんですよね。おっさんが20代の若造に心のあり方を教えてもらうってのもなんだかなぁ・・・そんな思いがありましたから。心が狭いもんで。
で、今度は伝説の雀鬼(麻雀の世界で鬼と呼ばれた伝説の人)が
『体を整える』
ですか?
麻雀の世界で20年回不敗って話しはよく聞きますけど、そもそも我々のイメージで麻雀ってタバコ吸いながら夜中までやって、終わってから深夜にラーメン食べるって言う不健康極まりないイメージが私にはあります。実際にはどうかわかりませんけどね。少なくとも私が若いころに経験したマージャンは、友達の汚いアパートでたばこの煙で息苦しいくらいの環境が当たり前でした。今はどうなんでしょうね?
で、その雀鬼
『桜井章一』
さんが体についての本を出したのですが、だれが買うんだ、こんなもの?って思っていたらいましたいました!
それは私です(笑)
見つけてすぐ買っちゃいました。

普通こういった本って、スポーツとか健康のコーナーにあるもんなんですが、麻雀、ギャンブルに分類されていたんですよね(^_^;)
で、その内容ですが・・・
達人のことって一般庶民はなかなか理解しづらいんですよね。
なかなか実践は難しいものが多いのですが納得できるものも結構ありました。
多くの武道の達人の本で力を抜くことの大切さを説いていますが、この本でも同じようなことを書いています。
日々の生活の中で方よたない体を作ることが大切であるとか、自然を相手に戦っている人の体が一番強いとか、道を極めた人たちの書いている本って同じような内容が多いんですよね。でも納得できます。
禅の本で、日常生活の中の、箸の持ち方とか、茶碗の持ち方を美しくする所作を学ぶことが強い力を生み出すってのに似ている気がしました。箸や茶碗を美しく扱うって、結局はものを大切に扱うことが基本。
対象が麻雀パイになっただけで、言っていることは一緒に感じました。
印象に残ったフレーズは
『努力に対して見返りを求めない』
努力は裏切らないって言葉、よく使いますが見返りを求めない?
目標を定めてそれに向かって、できる自分をイメージしてってスポーツの現場では当たり前の行動。
それがいけないの?
要は、結果を求めて焦ってはいけないってことなんですよね。
過程を楽しめるゆとり
トレーニングそのものを楽しめる余裕がなければ身につくものも身につかないってことなんです。
なるほどね。
楽しめるトレーニング、もっとたくさん考えなければ。
私の場合は、楽しめるトレーニングを考えることを楽しまなければいけないってことですね!
違った角度からものをみることができたので、楽しめる本でした。
ちなんに桜井章一さんってこんな人です。
ユーチューブの動画で参考にしてはいかがでしょう。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=0hbRTf96xr8#t=0s

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