新しく出来たニュータウン公園サッカー場でポカリリーグ前期最終節が行われました。
選手の多くはナイター初体験!
素晴しい環境が出来て本当に感謝です。
今回は6年生3人、5年生4人、4年生1人、2年生2人の10名で参加。
でも5年生の1名は2試合の出場停止のため実質9名です。
出場停止に関しては、火曜日の練習中にサッカーにおいていちばんやってはいけない
「報復行為」
になる暴力行為を行ったためプロ選手と同様な処置をとらせていただきました。
「子供同士のケンカくらいでそんな目くじら立てなくても」
って思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「そんなことで試合に出さないなんてかわいそうに」
そう思われる方もいることでしょう。
(うちの奥さんは、「かわいそうに」って行っていました。)
でも、一時の感情ですぐに暴力(たいした暴力じゃないんですけどね)で解決しようとする事は、その選手の今後の人生において間違いなくマイナスになり、それをする事で自分が損をするということでやってはいけないということを自覚させてあげたいがための出場停止処分です。
単純にその場で怒るという手段もありますが、今回は大好きな事をさせないという事でより一層強く意識に残る方法をとらせてもらいました。
会場での発表でしたから本人はかなりショックだったと思います。
「とりあえず2試合だけど、今日の2試合でベンチからチームの力になれる行動を取れなかったら、まだ続くからね」
って伝えました。
ふてくされるかとも思いましたが、気持ちを切り替えて色々とチームの為に尽くしてくれたようです。
ゲームのほうは、その選手が出ることができなかったために2年生の選手がフル出場。
場合に四手は6年生をあいてに、ひじょうに堂々と戦ってくれました。
いいプレーをしてチームを救ってくれた場面もいくつかありました。
それでもやはり2年生。
身長の問題だったり、色々な意味で5年生にかなわないところは沢山あります。
他の選手の疲労軽減も含めて、1人が少ないだけでチームにはひじょうに大きな負担になります。
「自分の軽率な行為で、じぶんの楽しい事を奪われるばかりか、一緒に練習しているチームのみんなにも大きな負担をかけてしまうこと、わかった?」
多分わかってくれたと思います。
今回は本人だけではなく、他の選手にもいい経験になったのではないかと思います。
特に勝ち負けが次につながると言う大会ではなく、しかもリーグ戦での処置でしたが、上につながるトーナメントでも同じことをしたと思います。
直接関わる御父兄であったり、他の選手の御父兄など様々なご意見があることでしょう。
トーナメントでもこうした処置をとった場合は、苦情も出るかもしれませんね。
でも、団体スポーツをする事で子供を育てるということを考えたときに、やはり今回のような処置は必要だと思っています。
その試合だけの勝ち負けだったり、単純なチームの利益だけを考えれば力のある選手を出さないということはマイナスになります。
でも、これがうちのやりかたです。
場合によっては一番大切な勝ち負けの確率を下げてでも、選手の成長にこだわっていきたいと思っています。
トラブルをその場しのぎでごまかすのではなく、それを乗り越える事で成長してもらいたい、そう思っています。
またすぐ忘れてしまうかもしれませんが、それでも心のどこかに今回の事が残ってくれる事を願っています。

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