昨日の練習はkeitoのお兄ちゃんの、FugaとRuiが参加してくれました。(Renはどうした?)
Bbのジュニアユースで活躍している選手ですが、お休みの時にはたまにお手伝いしてくれます。
中学2年ですが、小学生と比較してフィジカルであったり体格で極端なアドバンテージがあるわけではなく、でも技術的には高いレベルにある選手ですので一緒に練習してくれると非常に助かります。
中学生で、でかい体とスピードで強引にプレーするものの、技術が未熟な選手だと場合によっては小学生が怪我を恐れたりして消極的になる場合がありますからね。
このところ、ずっとですが“判断”という事を課題に練習しています。
この“判断”って言う課題、難しいですよね。
たとえば、
試合とかでシュートのミスが多かった。
カバーリングが出来なかった。
だから練習でシュート練習をする。
カバーリングのための練習、(サッカーだとチャレンジ&カバーとかって言葉を良く使います)をする。
これはあたりまえです。
でも、何故出来なかったかということを順序だてて深く追求していくと結局行き着くところ判断を含めた技術なんですよね。
シュートをミスした。
何故?
キックの技術?
キックする前のボールを置く位置?
相手と自分の位置関係が把握できていたか?
受けるときの身体の向きは?
メンタリティは?
まずはどんなプレーをするかという判断が出来るのか?
その判断の為に、見るための技術が身についているか?
見るためにはどんな事をしなければいけないのか?
視野に入れるために移動するのか身体の向きを変えるのか首を振るのか?
判断したあとに、それを実行する技術があるのか?
その後の技術を含めた判断基準、選択肢はどのくらいあるのか?
ゲーム中に、広いほうと狭いほうで、選手が狭いほうを選ぶ事がある。
両方見えていて、その上で自分に今現在広いほうの選手に性格に長い距離のキックでのパスが出来ないと思い、狭いほうがその選手にとって確率の高いプレーという判断をしたのであればそれはいい判断だと思う。
「何でそっちなんだ!?」
って言葉、いらないでしょう。
外から見て、判断ミスと思っても、実は正しい判断である事ってけっこうある。
それ以外でも、外から見てなんとなく、
「こっちのほうがいいのに」
って思うことも結構あるが、
指導者の好みじゃないプレーを、
「判断ミス」
とか、
「判断が悪い」
って言う評価をしてはいけないでしょう。
判断基準になるセオリーはある程度指示するものの、そこから先の判断はやはり選手のもの。
自分できちんと考えて素早く判断できるための技術をまずは身につけることができるように、
「何故」
を深く追求して、時間はかかっても根本的なものをこちらも考えていかなければいけない気がします。
現在のところ、基本技術の反復が少ない気がしていますが、選手に反復と思わせずに、判断力とそのための技術が身につくようなトレーニングメニューを考えることが我々のような小さい地域で活動する指導者の義務ではないでしょうか。
目に見えている現象だけでなく、その奥にあるものを追求していく習慣をこちらが持っていないと、選手に
「正しい判断」
といっても無理ですよね。
選手に正しいものを求める以上に、こちらがそれを見極める事ができるようにありたいものです。
選手以上の努力が必要なんでしょうね。
そう思いつつも、呑んで爆睡してしまった昨日の自分にすこし反省です・・・

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