ゴールデンウィーク突入です。
といっても、中途半端な飛び石で…
昔から我が家にはあまり関係ない話ですけど。
今年から専門学校に通う娘はなんと28日から8日までの11連休!
でも、課題を一杯出されて遊んでもいられないようす。
今のうちにたくさん苦しんでください(笑)
連休といっても我がチーム、練習試合を組むわけでもなく(試合できる人数がいないですしね)いつもどおりです。
全小大会に出るわけでもないので自分たちのペースで活動できます。
この年代でしか経験できないサッカー以外の家族での活動も成長には必要ですから少しでも楽しんでください。
サッカー以外の数多くの経験が実は物事の正しい判断を養うという一面もありますからね。
選手の皆さんには、
「判断」
という事をたくさん求めます。
指導者によって求めるものが違うので私の考える判断がすべてにおいて必ず正しいとは限りません。
でも、指導者に一貫したもの、選手に求める基準みたいなものがないと行き当たりばったりの指導に陥ってしまいます。
私が選手に求める、判断基準になる考え方。
「確率の高いプレー」
以外に思われるかもしれません。
チャレンジを推奨して、ゲーム中に
「無理して!」
なんて声をかける人間が、確立の高いプレーを求める事が一番大切なこと?
サッカーにおける確立の高いプレー
確率の高い
確実な
堅実な
それは何に対してなのか?
小学生年代では、自分の技術や体力を対象にした、
「確率の高さ」
だったり、
「確実な」
だったりというものを私はあまり求めません。
自分をきちんと知るということ、これは大切です。
自分がボールをもっているととられるかもしれないから味方の上手い選手にすぐボールを渡す。
これも立派な、じぶんの力を省みた上での判断です。
「失敗してもいいから!」
って言う言葉は使いません。
失敗していいプレーなんてありませんからね。
失敗してはいけないという意識の中で、むしろ成功する事が普通で、成功する事を基準に物事を考える習慣を今から身につけてもらいたいと思っています。
その上で、自分が技術的、体力的に成功できるかどうか不安なプレーに対しても積極的に取り組んでもらいたいと思っています。
ですから、技術的、体力的なものに対しての「確率の高い」プレーはあまり求めていないのです。
では、なんに対して「確率の高い」プレーを求めるのか?
それは、
「ゴールを奪う確立の高いプレー」
であり、
「勝利する確立の高いプレー」
です。
特に、
「ゴールを奪う確立の高いプレー」
といった考え方を大切にしています。
相手ディフェンスが一人しかいない。
そいつをドリブルで抜けばゴールできる確率は高い。
でも、ドリブルの技術があまり高くないので失敗したらチャンスを失ってしまう。
キックの正確性はあまり高くない。
でも、狭い隙間を通したパスが通ればゴールできる確率は高い。
広いほうにパスを出せば確実にパスはつながるが、ゴールを狙うには角度が無い。
技術的には狭いほうにパスが通る確率は低いのだが・・・
技術的には成功する確率が低くても、成功したらゴールを奪える確立の高いプレー。
そんなプレーを求めます。
外から見ると判断ミスと思えるプレーでも、選手がゴールを奪うためにはそのほうが言いという判断をしたのであればそれに対してはたとえミスになっても何も言いません。
その後のトレーニングで技術的な部分を向上できるようにメニューを考えればいいことですからね。
ゴールの確率が上がるという事は、チームが勝利する確率が高くなるプレーです。
サッカーは個人競技ではありません。
チームの勝利の中に個人の喜びがあり、個人の喜びの上にチームの勝利があります。
チームの勝利を無視した
「こんなプレーをやりたい」
といった、目的を無視した手段重視のプレーに対してはあまり評価をしません。
チームの勝利の確立の上がるプレー、そのためにゴールの確立が高いプレーを選手に求めます。
そのためにはどういった判断をするのか?
そのプレーはゴールをする確率を上げるためのプレーなのか?
そういった選手の判断をきちんと見ていきたいと思います。
「わがままなくらいがいい」
そんな考えを持つ指導者を否定はしません。
これは考え方の違いですし、表現の違いだけかもしれませんからね。
でも、私の考える正しい判断やチャレンジは、最終的にチームの勝利に結びつむためのものという事を忘れない、サッカーをするうえでの目的と手段を取り違えないという事です。
その積み重ねが素晴しい選手を自然と育てる、そう信じて指導しています。
出勤前じゃないので長くなってしまいました。
また長くって読みづらいって言われそうですが・・・
現代サッカーのように、もう少しコンパクトにまとめなければいけないとは思っています。
思っているだけですけど・・・

0