ニュージーランドの地震、大変みたいですね。
同じような経験があるだけに、他人事ながら心配です。
余震も含めて早く平穏な日を送れるようになってほしいですね。
昨日の練習前に、小学校の先生からお伺いしたお話。
非常に残念といううか、自分の力不足を痛感させられて悲しいお話。
小学校でお昼休みなどは体育館でサッカーなどのボールを蹴る遊びは過去何年間ずっと禁止になっている。
低学年の子どもがいたり、他の遊びをしている子供がいたり、いろいろな遊びをしている子供がいるのでそこでサッカーをすると危険で、過去にもけが人が出ているためのやむを得ない措置らしい。
体育館の入り口にも、
「昼休みにサッカーなどのボールを蹴る遊びは禁止」
の貼り紙をしてある。
理由はどうであれそれが小学校でのルール。
それを破った選手がいたようである。
3年生以上の選手の半数以上。
しかも、注意されても無視して続けたという事もあったとのこと。
練習の初めに心当たりのある者に手をあげてもらった。
その中で、きちんと手をあげる者、ひじを曲げて肩くらいまでしかあげない者。
こういったときに、きちんと手をあげることができないという事も残念だ。
ついつい、
「きちんと手をあげないという事で自分のやったことを誤魔化そうとしているのか!」
と、少し大きな声を出してしまった。
サッカーが楽しくって、サッカーが大好きになって、いっぱいサッカーをしたいという気持ちを育むことができたのは嬉しいこと。
サッカーを習いごとという感覚ではなく、自分たちの大好きな遊びであり、生活に入り込んできているという事も本当に喜ばしいこと、
でも、サッカーによって伝えたいこと。
人に対する思いやりや社会のルールをきちんと守るという事が伝わっていなかったことが非常に残念だ。
オンザピッチとオフザピッチが一致していない。
非日常から日常を学ぶ、日常から非日常を学ぶ。
そういったことができていなかったという事は、私自身の指導の力不足としか言えないであろう。
残念だと思う気持ちと同時に、自分自身に腹が立ったり悲しかったり。
力不足をご父兄の皆さんにお詫びしなければいけないのかもしれない。
先日のフットサルの大会で、汚いファールをせずに、非常にフェアなプレーであったことを喜んだばかりなのでなおさら反動が大きい気がする。
ピッチの外でもきちんとルールを守るのが当たり前、それ以前に、小さな子供が一緒に遊んでいるスペースではその子たちを思いやる気持ちを持てるという事、そういった感覚が持てるのが優れたサッカー選手。
我儘と自己主張は違うという事も含めて、優れた選手、優しい選手に育ってほしい。
そういった選手にみんながなれるように私自身ももっと力をつけていかなければならないと思います。
危ない目にあったお子さんや、学校の先生、ご父兄の皆さんにはこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
地域スポーツをしての一番大切なものもっときちんと伝わるようにしたいと思います。

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