“こども店長”ならぬ、“こども監督”システム。
昨日は非常にいい成果を上げた気がするが、いつもそんなにうまくいくとは限らない。
失敗することで選手が学んでくれる部分は良いのだが、相手関係では失敗が失敗に見えないケースもある。逆に、失敗から学んで改善しようとして、恐らくその時点では正しいであろう答えを出してもゲームに反映されないとそうすることがた正しいという事に気づかない。
チームによって方針も違うので他のチームのやり方をどうこう言うつもりもない。
常に厳しい言葉を使う事で、選手をプレッシャーに強くしようとか、勝利によってより高いレベルと戦えるという事をふまえてベンチからたくさん指示が出るとか、いろいろ考えや方針があっていいと思う。
我々のように、極力指示を控える、選手の失敗を糧にするやり方は実は効率の悪い時間のかかる方法であろう。
応援してくれるご父兄にも成果の分かりにくい部分があるかもしれない。
昨日は低学年が混じっているにもかかわらず、ご父兄の方が、選手に話しかけるのを極力控えていただいた。低学年なので昼食の時や片付けの時などついつい口を出したくなるが、すべて子供だけで取り組ませた。
多分、かなりいらいらしてみていた方もいらっしゃったことだろう。
指示通り動く選手よりも、指示がなくても正しい判断ができる選手になってほしい。
そのために、正しい指示をたくさん出して正しい行動を体にしみこませることもあると思うし、指示を出さないことで学んでいくこともある。
私たちが選んだのは指示をあまり出さずに気長に待つこと。
はたから見たら甘いとかゆるいとか映るかもしれません。(実際ゆるいのかもしれないが。)
けど、これが我々のやり方です。
言い訳ではなく、成果の出なかった時こそ温かく見守ってください。
こどもの持っている能力を信じてあげましょう。

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