桂小学校の校庭芝生化についての説明会に参加。
おそらくは私が言いだしっぺである。(「言いだしっぺって」標準語か?)
反対という声もあったが、「おむすび」(詳しくはリンク先をご覧ください。)の加藤さんの多大なご尽力でやっとここまで来た。
18:30から約1時間半。小学校の校長先生、教頭先生をはじめグラウンドを使用するグランドゴルフの代表の方、PTAの代表、ソフトボール関係、公園整備の皆さん、そしてサッカーのほうからは私が参加。
長岡市でも初めての試みなので是非ともいいものを作り成功させたいとのことで、多くの意見を取り入れたいとの趣旨。
ありがたいことである。
しかし、サッカーで利用させていただいている側とすると少し不満も。
長岡市側の予定では200mのトラックの内側を長方形に50m×28mの広さで野芝を張り付けるというもの。予算もその広さ分しかおりないとのこと。
こちらの希望は全面であった。芝の種類に関しては贅沢は言えない。野芝でもきちんと管理しておけば結構ふかふかしたものになる。
50m×28mということになると11人での試合はできない。
40m×60mのコートを使う8人制も無理である。
現在ときめきリーグいを展開している35m×45mくらいを2面とってのリーグ戦、これも出来なくなってしまう。
まあ、途中で段差があってもできないわけではないが、芝生化によってけがが少なくなるということも目指しているのに、段差のあるいグラウンドでけがのリスクが大きくなっては意味がない。安全管理という面でも、あまりこういった形での試合というのはお勧めできない。
地域の活性化も含めて考え、現在桂小学校グラウンドを利用して行っている活動が校庭を芝生にすることでできなくなってしまう、これは何としても避けていただきたい。
長岡市の仕事として考えたときに、地元の意見を予算が決まって今回初めて聞くといった順序も少し疑問(不満)を感じる。
「この広さ分でこの種類の芝生を植えるお金しかありません。」
という前提で話をスタートされたら、地元が管理を一生懸命やるといって組織を作っても、果たして希望通りになるのか疑問である。
できれば、こういった会が最初に会って、その後その意見に基づいて予算を検討する。こういった順序が望ましいのではないだろうか?
校庭芝生化、非常に嬉しいことである。長年の夢が実現に向かっていることも確かである。せっかくたくさんのお金を使って、いいものを作ろうという気持ちは皆が持っている。説明に来ていただいた長岡市役所の皆さんからもいいものを作りたいという気持ちは伝わった。ただ、それが何のためにという部分でこちらとの食い違いがあるような気がするのも事実。我々が考える、校庭芝生化は、子供たちのよりよい成長のための環境づくり、それと同時に地域のお年寄りを含めたみなさんの健康づくりのため、地域活性化のための手段である。
最初の事業で失敗できないからいいものを作る、市長も期待しているから成功させなければならない、確かにそうかもしれないがちょっと見ている方向が違うのではないか、そんな印象も残念ながら受けた。立場が違うのでしょうがないといえばそれまでだが…
学校も含めてこちらの希望は全面芝生化。
地域の意見を持ち帰って長岡市役所の皆さんも悩み始めることであろう。
けど、学校って何のため?やはり、子供の側を向かないと答えは出ない。そんな気がするのだが。我々は常に子供の側を向いている。
芝生化成功とは、きちんと管理ができて、多くの人が喜んで利用することであり、きれいに管理されているが誰も使わずにきれいな状態を保つことではないはず。
いい結論が出ることを期待している。

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