午前中に山本中学校の練習に参加させてもらった。
中学校の部活は6月に市内大会が始まるためこの時期はもう結構切羽詰っている。
あくまでも個人的意見だが、結局中学校の部活を充実させたいのであれば、校外コーチをつけて常に専門的な知識を持った人間が指導するか(クラブチーム的な発想ですね)選手個人個人が強い自覚を持って取り組むか、どちらかになるであろう。
このページにリンクさせてもらっている阿部さんのブログが最近中学校時代の思い出的なものを書いていらっしゃるので参考にしてもらいたいのですが、昔の部活って、先生が監視していなくっても自分たちで何とかなっていたもんだ。
先日古俣さんとお話したときもやはり、
「昔は自分たちでやっていましたよ」
とおっしゃっていた。
私たちの年代はみんなそんな感じで何とかなってきた。
個人練習なんてあたりまえ。体力つけるために1人で八方台まで走った事もある(無謀でしたが・・・)
現代は技術的、戦術的にも進んできたのでまったく同じというわけにも行かないかもしれないが、それでも選手がみんな同じ方向を向いて、強い自覚を持てばできないことはないと思う。
そういうことを考えたときに、我々のような地域の指導者がどう関わっていくのか?
たまに顔を出して、そのとき感じた事をアドバイスする。それもマイナスではないであろう。
しかし、そんな対処療法的なものよりも、もっと根本的なものをきちんと整備できればいいのではないか。
それが伝統になれば言う事は無い。
では根本的なこととは何かということになる。
トレーニングは何のため?
たとえば4対1のボール回しは何のため?
2タッチのゲームは何のため?
ロングキック禁止はなんで?
実際のゲームにない状況を作り出してトレーニングするのはなぜ?
サッカーって最終目的はなに?
ゴールを奪うには何が必要?
最終目標のために、どんな手段を講じるのか?
トレーニングは何のためにするのか?
目先の事よりも、すこし先の未来をいかに見ることができるか?
要は、サッカーの、スポーツとしての根本になるもの、原理、原則をいかに理解するか。それを元に、いかに論理的な発想ができるか。
そんな事を伝えていく事ができると、自分達が強い意思さえ持てば多くの困難を乗り切る事ができるはず。
限られた時間で、どれだけの協力ができるかわからない。
けど、小学生の憧れになるようなチームに育ってもらいたい。
おそらく、この地域ではそれがベストの形だと思う。
明日、またひとつ年をとる。
だから今日は大吟醸!!
ゆっくり飲みながら、地域の選手の未来について考えてみる事にしよう。

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