岩明均氏の『ヒストリエ』なるマンガを購入してみました。
彼の作品との出会いは『寄生獣』というSF?マンガ。正体不明の生物に右手を乗っ取られた主人公の数奇な運命を描いた作品でしたが、初めてこのマンガに出会った学生時代はその奇想天外な設定とシリアスなストーリに魅了され、夢中になって読んだものです・・・。以後は彼の作品は殆ど読んでいなかったのですが、最近ネット上で『ヒストリエ』面白い!との書き込みを見てから即amazonでポチッと行ってしまったわけです。
で、数年ぶりに彼の作品に接してみて・・・
相変わらず画力はイマイチ(というか全く進化していない)で、お世辞にも上手い絵ではないのですが、なんだか内容と良くマッチしているといいますか、彼の作品に良い意味で迫力を与えています。この『ヒストリエ』、バイオレンスな内容を多々含むため、万人向けなマンガとは決して言えませんが、背景やストーリが緻密に練られており、一気にその世界に引き込まれます。ついつい4巻読破してしまいました。一応史実を踏まえた構成のようなので物語の流れは有る程度決まっているのでしょうが、今後の展開が非常に楽しみなのです。

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