日増しに朝の明けるのが早くなった
とは言っても5時は未だ真っ暗な闇の世界。
一応は運動着に帽子を被る姿で出かけるが、こんな時間に
人の遭遇もない。連日、人を殺める荒れた世相に、こんな
時間帯に街中をウロウロ怪しまれても不思議ではないが、
突起物に引っ掛かり、あわや前のめりに、転倒しそうな
ヒヤリハットは何度も起きる。
今の所、何もない。
しかし、暗闇の世界、防犯灯が届かない所では、予期せぬ
闇の世界は普段の明るい世界とは全く違った出会いが生ま
れる。そんなことから、カメラで通してどのように捉えて
いるか、撮ってみた。
撮影後を液晶モニターで確認するも、その撮り映えは判ら
ない。画像データをパソコンで取り組むと、光の部分が
はね、みんなピンボケである。

そんな中から撮れた幾つかの写真
平山の尾根の傾斜面に幾つかのマンションがかたまりになって
灯す明りが、闇の世界に一際目立つ。
山の上に鉄塔が立ち、赤い照明が灯されるが、恐らく航空障害
灯であろう。
尾根沿いの灯された炯眼が美しい。

日野バイパス、坂下の交差点である
唯一道沿いのガソリンスタンドの光が大変目立つ。
こんな時間帯でも、東京方面を目指す車両のヘッドライトが輝き
群れなして照らしている。
既に物流は時間に関係なく、動いている。

この近くでは一段と高い神明から東の方面を俯瞰する。
左側の光の固まりは中央高速の路面照明である。
建屋越しに、所々、散りばめられた光が散在する。
その水平線の彼方にエントツや鉄塔、建物など高所の建造物が
微かに見える。
夜明け前の寝静まった世界が伺える。

おなじみの浅川に掛けられたふれあい橋である。
端を支える巨大な鉄塔とそれを支えるステー、と給水塔の背後
から、夜明けを告げる日が登りかけてくる。
垂れ込める雲と空の色を背景にした構造物の影絵が絵になる。
本当はライトアップした姿を撮りたかったが、夜明けの時の
経過から、既に明りを落されてしまった

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