
東電川崎火力発電所に行き、既にその役割を果たした、発電所の姿を見届けに行く。前回の時は生憎、関西電力、美浜の事故の影響で現場に入る事ができなかったが、今回は、制約なく、たっぷりと見ることできた。
10月1日から40年近く働き続け、その役割を終えて停止したが、系統内の事故が会った場合、何時でも運転出来るようになっているが、その役割がなければ、そのまま新しいガスタービンに置き換わり、スクラップの運命になってしまう。
テカテカに輝いたタービンフロアーに6機の発電タービンが居並び、かってはスポットライトを浴びた機器もその役割を終え、更に高効率で大型なものに置き換わる。門前の小僧が此処川崎臨港の僻地に叩き込まれ、苦渋を味わい、朝は朝星、夜は夜星の毎日に涙したことなど色々物語があった。
仕事はもとより、社内や外国人含め、色々な人との関わりを含めインパクトのある出来事が昨日のように鮮烈に思い出され大事なスキルを此処で授かり、結果的には貴重な経験機会を与えて貰い感謝している。その物語も間もなく消えようとしている。

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