
毎年恒例の花見であったが、開花時期、天気などなど1カ月以上前から予想することが大変難しい。それでも今年はほぼ満開、チラチラ花びらが落ち始めていたので、花の下での宴を催す舞台としては最高の場を演出してくれた。
所が当日の、2日(日)は天気予報は完璧に恨めしの雨を予測に傘を持参しての参加であった。今にも雨がふりそうな怪しい雲行き、会場の新宿御苑では不気味な烈風が吹きまくり、砂ぼこりが容赦なく襲ってきた。
入り口付近のゲートではこの怪しい雲行きに関わらず、桜前線真っ盛りに家族連や職場の集まりなど物凄い人の群れで賑わいを見せていた。
ゲート付近ではガードマンがハンドマイクでアルコールの持ち込み、遊具の禁止を激しく、呼びかけ喚き立てていたので、今年は最早酒の宴もお終いかと思われたが風上から、時折流れるアルコールの匂いが、微かに鼻腔を刺激し、ホットさせらる。(笑い)
「いけねえ、いけねえ表向きは、園内はその炯眼を静かに楽しむに留め、飲酒など酒盛りは御法度なのである。」
毎度のことながら、わざわざ千葉の遠方から車でお出かけになり、早朝から、写真の様な桜の木の下で最高の場所を確保頂き、広い園内の中を案内して頂いた。
時々吹きまくる烈風は砂塵を伴い、荒れていたが、雨は何とか降らずに、時々舞降りる桜の花吹雪のなかで、御馳走がならべられ、愈、宴が始まる。
お馴染みの家族も一緒にシートに車座になり、1年振りの再会に懐かしさと当地に続けられる宴に感謝と喜びの気持ちに浸る事が出来る。
叔父さん達のオツムの姿にゴマ塩から、艶やかな白髪姿に進化する姿に余り変化を感じないが、一方では既に常連となってしまった家族も幼児の時代から参加され、今は中学、高校に立派に成長される姿に、年の経過を改めて感じられる。
でも、年老いたおじさんも含めた中に、多感なお子さま達が家族一緒に来られるもこれが、最後かもしれない。
それぞれの家族の近況、生活、趣味の話などなど世代を超えて色々話が弾み、話に尽きないが、あっと言う間に閉園の時間になり、散会する。
うっとうしい烈風は益々吹き荒れていたが、心配した雨は降らずに、今年の花見は無事に終わった。

0