漫画の映画化作品
タイトルの意味が不可解
☆
日中/太平洋戦争/敗戦後、丸74年が経過
戦争当事者は、現在90歳以上
より多くの一般市民だった人で、確かな意識を持って
惨劇を目の当たりにしてこられた人々は
現在80歳以上
( 参考 : 大岡昇平/小説「野火」、、ドキュメンタリー&映画マンゴーの樹の下で )
よって毎年、この時期の報道に於いて語られる
自身の戦争体験証言は、己の寿命限界を意識するためか
年毎に、真実味、詳細さを増している
これに対し、一番有効な伝承媒体である筈の興行映画は
( 監督は50代前後 = 完璧な平和育ち故 )
発信内容の・本質が希薄化していく
★ ★ ★
冒頭シーン・数分間
戦艦大和は軽巡1隻ほか数隻の護衛駆逐艦他とともに沖縄特攻「天一号作戦」に出撃したものの
直掩戦闘機が引き返した道半ば未満の九州・坊島沖にて、米軍機の敵襲を受け轟沈
1945年4月7日16時頃、転覆・沈没するまでのVFX部分

・・・ これは、1941年12月7ハワイ・真珠湾、(停泊中)の米戦艦群に対して日本海軍機が
急降下爆及び、水平雷撃した状況をそのまま裏返しにした風景 ・・・





以上で、まともな場面はおしまい
のこる物語の大半は
その、大和沈没から遡ること12年=1933年
次期主力艦種選定会議にかける主人公の活躍
彼を巻き込んだ海軍省・将校の2群:「巨大戦艦派」と「空母派」の心理戦
130分の上映時間のうち、登場人物を含めたこのフィクション劇が約120分を占める
・・・・●●●・・・・
決定会議に向け、主人公が2週間かけて作成したプレゼンの
方程式が 嘘くさい
「軍艦建造に要する鋼材の総見積金額」=(実績艦で使用した鋼材質量)の
単一変数だけの多項式(平方根含む)で当てるという単純?なもの
( 森加計問題の影響? )
これが「アルキメデスの・(浮力問題)」ですか?
艦種決定会議の黒板上で、山崎貴監督が菅田将輝を通じて書き示したかったこと
(Sarieri 版: 多分こうだったんだろう劇場)
黒板左側隅に、その一部が見えるグラフの想像図
多分、図の趣旨からの近似としては、三次式が相応しいのだろうけど

プレゼンの趣旨(主張)と、黒板に書かれた式とのは整合性はゼロ
なにかが?おかしい・・( 見間違いなら佳いのだけど )
中学生でも感じる、・・故・Stanley Kubricなら尚さら
=まともな映画では決してやらないデタラメ芝居
入力ton数に無限大(例えば6e33)を入力すると、0.7787⇢0.2852と、逆に小さくなる程度
変わってる????なぁ日本人・・・
恥
エンドロールに
東大?数式担当者の名前は、あるのかしらん?
< 完 >
渋野日向子さん(20)が、全英女子ゴルフ大会を制覇した
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本映画の元になった?YouTube(1945年3月末〜4月7日までの史実)動画
約38分動画中・・・上記映画との類似部は18’00”〜( 投稿者も業界関係者? )
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1941年10月 豊後水道/土佐沖における大和の公式試運転状況

70年前〜継母の弟(造船技術者?)の床の間/鴨居に
横幅約1mの同写真が掲げてありました