頭の中・空洞状態が続いてたところ、久しぶりに微妙な質問を Tさんから頂きました。
「容器のなかの空気圧を真空(ちかく)まで下げてゆくと、内部の温度はどうなるの?」
質問内容はふつうの熱力学で考えると、ごく簡単なものかと思いましたが
本格的に追求しようとすると、理論も忘れた(= わからない)し
企業や研究機関のツールやデータベースも利用できない状況では、お手上げ状態。
ということで、以下のグラフふたつ・みっつで、お茶をにごします。。
↓のグラフ 左2つは単純に「ボイル・シャルルの法則」 だけを使って作りました。

< 真空の世界 >
圧力: MPa Pa 真空の程度 比較例 : 地球上空の高度
0.1 1x10^5 ほぼ
大気圧(*) これを地表の圧力とすると
0.01 1x10^4 0.1気圧 高度 約 15 km の大気に相当
0.001 1x10^3 〜低真空 高度 約 30 km
1x10^−04 100 以下 中真空 約 50 km
1x10^−07 1x10^−1 以下 高真空 約 100 km
1x10^−11 1x10^−5 以下 超高真空(分子流) 約 200 km
1x10^−14 1x10^−8 以下 極超高真空( 同 上 ) 高度 約 800 km
*: 正確には 標準大気1気圧(1atm) = 0.1013MPa = 760mmHg(760 torr )
地球上・大気圏外では 高度100 km 〜1000km の間は 太陽からの粒子線によって加熱され、ガス(分子・原子?)温度は逆に〜+700℃ くらいまで上昇してるようですが