2007/9/21

モルゲンへの想い  

何年にも渡る繋靭帯炎との闘い、最後となった今年1月のモ
ルゲンとは思えないパドックの歩様、そして休養と少しづつ
覚悟はして来ましたがその日が来たようです。
普段はとても穏やかで人懐こい馬がレースとなると別馬に変
わってしまい、その掛かる気性が勝ち負けの紙一重でもあり
ました。
募集のカタログでひと目ぼれをし、明和の放牧地で更に確信
して愛馬になったモーニングタイド00はちっちゃな馬でした。
遅生まれのちっちゃな仔が6月のツアーの日に2戦目で勝ち
上がり、その後は勝てないものの順調にレースを重ねました。
マイルが限度と思われたモルゲンが皐月賞へと駒を進めざる
を得なくなり、でも賞金獲得は出来ずベンジャミンでやっと
加算、厳しい日程の中でG1のマイルCへ行きました。
あの時はメンバーが低調と言われましたが、G1で3着は素晴
らしい勲章だと偉かったと思っています。

モルゲンのあの気性からレースより騎手との折り合いが付か
ないと終始喧嘩をしてしまい惨敗することも度々でした。
しかし格別な上がりの脚がある訳でもなく、激しい負けん気の
強い性格だからあれだけ走れたと確信にも似た思いでいます。
更に上を目指すには一歩足りなかったモルゲンでしたが、あの
キリッとした目が大好きで、特にレース中の一点を見つめ続
ける視線の先は彼にとって先頭でゴールする事だったはず。
脚の状態が悪く覇気が無くても坂路へ入ると一変してしまう
走る事が大好きだったモーちゃん・・・
まだ先の事は解りませんが、走る事が封印されたモーはどう
なるんだろう、ゆっくり休んで欲しいと願う気持ちとの狭間で
何だか辛くもなってきます。

ツアーでも何度かモー担当のIくんと、ここに書けないような
突っ込んだ話もずいぶんとしました。
入社と同時に担当したモルゲンをモルモルと呼んで面倒見続
けてくれたIくんは一回りも二回りも成長しました。
37戦7勝、重賞3勝、賞金は2億8700を越えました。
何とか3億円馬にして上げたかったなぁ〜
G2出走もほとんど無かったモーへのせめてもの勲章として。
4月にBRFを訪ねたとき、乗り始めて2日で球節に熱と腫れ
が出たモルゲンを見て覚悟を決めねばと思い、明和で会った
Aさんに万が一の時の余生を良く頼んできました。
「悪いようにはしませんから」と言われたものの、堀井先生は
OP馬2頭の引退(相談中ですが)で果たして心砕いて頂ける
か心配です。
クラブで引き取り先を探すのは大変難しいとの事でした。

今更何かを言っても時間が戻るものではありません。
それを承知で2つだけ書かせてもらうと・・・
明和での放牧中に捻挫で一頓挫あった中、入厩して58キロ
で岡部幸雄引退記念を使った事。ダービー卿まで待ってくれたら。
京成杯を連覇したのにマイルCSに出走させてもらえなかった事。
私にとってはとても心残りで残念でした。
クラブの方針もあるでしょうが、結果を出してきた古馬が元気に
長く競争生活を送って欲しいと願うのは無理なのが現状です。
クラシックに無関係となると出走回数を重ねるだけ?そんな
思いをする時も間々ありますから・・・

大好きでたまらなかったモルゲン、昨日の続きになりますが
夫と私とクラブを繋げていた最後の馬となりました。
一人で出掛けたツアーで選んだモーニングタイド00、この仔
のことを病床で話し、七回忌の今年モルゲンは引退します。
たかが一口、たかが競走馬の一頭ですが、私の人生でこんな
に大事な馬もいませんでした。
「君に会えたことが宝物」今はそんな気持ちです。

先ほどメールで日刊スポーツ紙に中山で乗馬になる予定と書か
れていたと連絡をもらいました。
新聞を買い求めたら、レコルトが馬事公苑、モルゲンが中山
乗馬センターで乗馬になる予定と書いてありました。
残念ながら誘導馬ではありませんが、大変大人しい馬なので
大事にされるのではと思いほっとしました。
そして再会できる可能性もありそうですから・・・
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