チームにとっても選手にとってもJ1残留が懸かっていた。
この試合を、俺は柏バカとビートルマニアの両方を満足させる酒場で観戦。
モニターを見て驚いた。
拡張済日立台だ!
箱を拡げる為に1年近く掛けて全面改装を敢行したとは聞いていたが、まさかスタジアムの造りをそうするとは……。
「出場停止が1度に3人」という緊急事態を受けて、怪我明けの浩太や初出場の村上らが頭から出場。
残留争いの肝になる試合。
3ヵ月未勝利。
敵地。
新人にとって、デビューの舞台にこれほど酷なものは無い。
これで失敗したら、トラウマとなって後々ずっと尾を引く場合も有る。
実際、村上はロッカールームでガチガチに緊張していたと言う。
そして、試合は非常に厳しいものだった……
……7、8分間は。
前半10分、14分に、コーナーキック絡みで立て続けに2得点。
しかも決めたのは村上。
そして前半終了間際、その村上がループシュートを決めた。
新人が前半だけでハットトリック達成。
更に後半開始早々、ミノルが40m位のドリブルからシュートを決めた。
守備の方も破綻する事は無く、自陣ゴール前で奪ったボールを安易にクリアせず、ショートパスで繋いでいた。
ただ、そのパスコースが余りにも際どいので、見ている方は心臓が口から飛び出しそうになったが。
レイソルのサイドバックは攻撃色が強い。
将棋でいう香車の様な役目をする。
サイドバックを攻撃の駒として使うチームは実際、多い。
それでもディフェンダー登録の選手がデビュー戦でハットトリックを決めたのは凄い。
JリーグではJ開幕戦のジーコ(当時鹿島アントラーズ)以来の記録だという。
だがジーコの場合は、それまでブラジルやイタリアで実績を作ってきた超ベテラン選手としての記録でもある。
純粋なプロデビュー戦としての記録なら、Jでは勿論例が無い。
世界的に見ても、例は少ないんじゃないだろうか。
ただ、アルディージャの調子が酷すぎた。
加えて村上は、恐らく対戦相手から見たらノーマークの選手だったのだろう。
まさかそんな選手を出すとは思わなかっただろうから。
プロフィールから得られるのは文字情報だけ。
それも実際に役立つのは身長・体重・経歴位か。
それ以外のデータは無きに等しい。
次からは対戦相手は村上を真面目にマークするだろう。
プロでやって行くには、活躍し続けなければならない。
相手の研究を乗り越えてこそ、初めて可能なのだ。
次の壁を乗り越えようぜ。
ところで村上と同ポジションの選手は、蔵川。
自分の出場停止中に、まさか代役がそんな活躍をするとは……。
強敵出現!
ヤバイぜ蔵川!
マズイぜ蔵川!
どうする蔵川!
■J1第28節(10/4)
柏レイソル 4 – 0 大宮アルディージャ
@NACK5スタジアム
■J1順位表
(28節終了/全34節実施)
1.鹿島アントラーズ 50(得失点差+23)
2.名古屋グランパスエイト 50(得失点差+11)
3.川崎フロンターレ 48(得失点差+14)
=================ACL出場圏=================
4.大分トリニータ 48(得失点差+8)
5.浦和レッズ 47
6.FC東京 45
7.ガンバ大阪 44
8.清水エスパルス 40
9.ヴィッセル神戸 37
10.柏レイソル 36(得失点差+2)
11.京都サンガ 36(得失点差-7)
12.アルビレックス新潟 36(得失点差-13)
13.横浜F・マリノス 35
14.ジェフ千葉 33
15.ジュビロ磐田 32(得失点差-6)
==============入れ替え戦出場圏==============
16.東京ヴェルディ 32(得失点差-7)
===============J2自動降格圏===============
17.大宮アルディージャ 32(得失点差-11)
18.コンサドーレ札幌 17
(10/5現在)
俊太、結婚おめでとう!

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