「目の前の相手に絶対に負けるな」
2年前のドイツW杯の直前に、中田英寿が言った言葉だ。
サッカーは個人競技ではない。
川口がロビーニョを抑えなければ、中澤がロナウドを止めなければ、玉田がジダを越えなければセレソンブラジレイラに勝てない訳じゃない。
チームとして勝つ事は確かに重要だ。
だがサッカーには1対1の対決の場面が必ず有る。
ボールを奪うには、最終的には相手とボールの間の狭い隙間に体を割り込まなければいけない。
タックルされて簡単に倒れたら、ボール保持もままならない。
先日の日立台。
カウンターを仕掛け、センタリングを送ろうにも、ゴール前での駒数が足りなかった。
明らかに攻撃の圧力が不足していた。
選手が走ってなかった訳では決してない。
走破距離ならFC東京の選手に負けていなかった。
肝心な時、肝心な場所に選手がいないのだ。
詰め寄ってミスを誘い。ボールを奪う。
奪ったら時間を掛けず、人手を掛けてゴールを陥れる。
走力を主体としたレイソルのサッカーは、サッカー関係者に認知されている。
当然、対戦相手に研究されている。
走力自慢のチームに勝つには、走力にモノを言わせなければ良い。
レイソルの選手がボールを獲った瞬間、周りの選手がFC東京の選手に腕を絡められていたのだ。
初動を遅らされていた。
だからカウンターを仕掛けようにも、攻撃のフォローが間に合わなかったのだ。
進路を腕で塞がれたら、その腕を撥ねのければいい。
なぜ腕を払おうとしないのか?
今シーズンのレイソルは、走り込みにばかり注目し過ぎて、対人処理を軽視している気がする。
攻撃面だけじゃない。
ロブのボールは悉く相手に競り負けていた。
倒される場面がこの試合では限りなく有った。
簡単に体を入れられ、セカンドボールやサードボールを獲られる場面も沢山有った。
レイソルは丸裸にされている。
走りだけでは、もう上にも前にも行けない。
「目の前の相手を倒せ」とまでは言わない。
だが相手に倒されない程度の体を造る方がいいんじゃないか?
サッカーにはタイマン勝負の部分が有る。
喧嘩を避けて通れない。
押競饅頭に負けたら、思う様なサッカーは出来ない。
1対1の勝負には絶対に負けるな!
■J1第23節(8/28)
柏レイソル 0 – 1 FC東京
@日立台
■J1順位表
(23節終了/全34節実施)
1.名古屋グランパスエイト 42
2.鹿島アントラーズ 41(得失点差+19)
3.浦和レッズ 41(得失点差+14)
4.大分トリニータ 41(得失点差+9)
5.川崎フロンターレ 40
6.ガンバ大阪 34
7.FC東京 33
8.柏レイソル 32(得失点差+3)
9.大宮アルディージャ 32(得失点差0)
10.京都サンガ 32(得失点差-4)
11.東京ヴェルディ 31
12.ヴィッセル神戸 30
13.アルビレックス新潟 29
14.清水エスパルス 28
15.横浜F・マリノス 26(得失点差-1)
==============入れ替え戦出場圏==============
16.ジュビロ磐田 26(得失点差-5)
===============J2自動降格圏===============
17.ジェフ千葉 18
18.コンサドーレ札幌 17
(8/28現在)

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