久しぶりにレイソルが自由を満喫した試合だった。
子供の頃、暇が有れば俺は近所の連中と空き地で草野球をしていたものだった。
俺だけじゃない。その頃の男の子は皆、そうしてボール遊びに明け暮れていた。
今、空き地や公園を見ても、ボール遊びをする子供の姿を見るのは稀。
草サッカーは勿論、草野球すら見掛けなくなってしまった。
公園には「ボール遊び禁止」の立て看板がこれ見よがしに立っている。
今じゃ公園の主人公は、子供ではなく浮浪者だ。
今の子供達は、その時間を塾通いやコンピューターゲームに費やしているんだろうか。
なんだか寂しい気がする。
試合開始2時間前。
試合会場に併設された野球場で、大勢の親子連れが楽しそうにサッカーをしていた。
久しぶりに笑顔を見た気がする。
これが有る限り、レイソルの未来は明るい。
レイソルもヴェルディも3日前に大敗したばかり。
そして双方とも降格がチラつく順位にいた。
流れが悪いのは百も承知。
それでもどうしても勝利が必要な試合だった。
試合前、アウェー側からホーム側のゴール裏に向けて強風が吹いていた。
キックオフボールをヴェルディに蹴らせる事にして、レイソルの選手は風上側に陣取って試合開始。
前半は風に乗ってレイソルゴール裏方向に向かって攻める事であり、先制点への強い意欲が感じられる。
前からプレスを掛け、そのスペースを後ろが詰める。
特に前半は、本来のレイソルのサッカーだった。
ヴェルディの守備陣に上背の無い選手が多かったせいか、放り込みの少ないショートパス中心で試合は進んだ。
こうなると戻る場所の有るチームは強い。
試合開始直後から猛攻を仕掛け、30分程で3点をもぎ取った。
積極的にミドルシュートを撃つ。
点を獲っても脚を緩めず、更に連動した攻撃を続ける。
相手の心理面を突いた攻撃は見事だった。
サッカーにも「3ランホームラン」は有るのだから。
後半になって運動量の落ちたレイソルは、次第にボールを支配するのが難しくなって来た。
それにしてもボールを持たせ過ぎやしないか?
次第にディエゴに振り向きざまのミドルシュートを撃たれる場面が増えて来た。
何れも横移動した直後に撃たれていた。
雄太のスーパーセーブが有ったから良かったものの、
ウェズレイやバレーの様な「死んだフリ」を決め込む選手が相手なら、確実に1点モノだぜ。
マークの受け渡しは、しっかりしないと!
それ以外に危険な局面が無かったのもまた事実。
黄色い網に掛かったディエゴは、実に息苦しそうにプレーしていた。
次郎と五郎の対決は、次郎の勝ちという事で。
このカードは点の獲り合いが多い。
終了間際に1点を失ったが、
「点の獲り合い」だったという事で……。
■J1第7節(4/19)
柏レイソル 5 - 1 東京ヴェルディ
@日立台
■J1順位表
(7節終了現在/全34節実施)
1.名古屋グランパスエイト 19
===============ACL出場決定圏===============
2.鹿島アントラーズ 16
3.FC東京 14
===============ACL出場可能圏===============
4.横浜F・マリノス 13(得失点差+4;総得点10)
5.浦和レッズ 13(得失点差+4;総得点9)
6.ガンバ大阪 12
7.大宮アルディージャ 11(得失点差+4)
8.京都サンガ 11(得失点差+1)
9.柏レイソル 10
10.ヴィッセル神戸 9
11.大分トリニータ 8(得失点差-1)
12.川崎フロンターレ 8(得失点差-2)
13.ジュビロ磐田 7(得失点差-1)
14.コンサドーレ札幌 7(得失点差-5)
15.清水エスパルス 5(得失点差-5)
==============入れ替え戦出場圏============
16.アルビレックス新潟 5(得失点差-7)
===============J2自動降格圏===============
17.東京ヴェルディ 4
18.ジェフ千葉 2
(4/20現在)
次はフロンターレ戦。
等々力競技場は陸上トラックが有る分、ピッチから観客席までの距離が長い。
選手にとってもサポーターにとっても、声を出す事が非常に重要な試合になる。
我儘と受け取られてもいいから、声を出してマークの受け渡しや意志疎通をしっかりと。
やられっぱなしじゃつまらない。
さあ、リベンジだ!

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