「レイソルは一挙手一投足を見られる立場にいるのが分かっているのか?」と思う時が有る。
全北現代はブラジルに出向き、サントスと練習試合をした。
その頃、レイソルのチームは日立台で始動したばかり。
2-2というゲームスコアには、あまり意味が無い。
このタイミングでサントスと接触した事に意味が有る。
言うまでもなく、サントスとはクラブW杯でレイソルと闘ったクラブだ。
この練習試合の目的がレイソルの情報収集なのはミエミエだ。
全北現代のクラブスタッフがその1件をホームページに載せて、サポーターにアジアでの闘いを支える様に煽っている。
韓国のチームは、普通この時期は日本の九州でキャンプを組む。
全北現代は、わざわざ地球の裏側に出向いてまでレイソルを研究しようとしている。
練習試合一つ取っても、これだけの意図が有る。
そしてこの記事は、日本のマスコミは何処も報じない。
ドイツのメディアにはリーガエスパニョーラやプレミアリーグの情報が載る。
バルサやマンCの記事を、ドイツ人はドイツ語で読める。
全北現代や広州恒大の記事を日本人は日本語で読めるか?
それは無理。
それが日本のマスコミだ。
だからクラブが意識的にアジアの情報を開示して、サポーターに理解して貰わなければいけない。
レイソルのいるグループHはリーグ王者が集まる、文字通りのアジアのチャンピオンのリーグだ。
このグループを見れば、「何処のリーグが強いか」がすぐ分かる。
サッカーファンの視線は、どうしてもこのグループHに向く。
「Jを代表して闘う」という意識を忘れてはいけない。
Jリーグのライバルチームからは勿論、ACLのライバルチームからも射る様な視線で見られている。
それをレイソルの人達はあまり自覚していないみたいだ。
「広州恒大がブリーラムの本拠地に視察に来て、ブリーラム側も勿論日立台に直接訪れたりして視察を終えている。レイソルはブリーラムのホームどころか、バンコクにすら来ていない」
「他のクラブは直接視察に来るのに、レイソルはスタジアムの情報収集を写真撮影の依頼だけで済まそうとしている」
こんな記事を一部ブロガーから目にする。
責任の発生しないブロガーの記事なので、真偽の程は分からない。
だが俺の目にも、レイソルがまともにアジア対策に乗り出している様には見えない。
その証拠にレイソルブログアンテナに登録したブロガーで、ACLの中身まで踏み込んだ記事を書く方を見掛けない。
もう本番まで1ヶ月。
この現状は異様だ。
これは書かないブロガーではなく、レイソルの裏方に責任が有る。
今は下見の時期ではない。
対戦相手の情報をサポーターに啓蒙してACLを盛り上げる時期だ。
試合会場やホテルの視察ぐらい済ませていると信じたい。
通訳の確保もせずに視察を先延ばしにしているなら論外だ。
対戦相手はやるべき事はとっくに終えている。
今何をしているかで、ACLは決まる。
そういう自覚が無さ過ぎる。
下見した相手の情報を咀嚼して、ガイドブックを作って柏市内の書店に(本来なら今は無きレイソリスタに)置いて、アジアの闘いをサポーターに後押しして貰う。
それが今クラブがするべき事だ。
ガイドブックが無理ならクラブのホームページでも良い。
「今、ACLに向けてこういう取り組みをしています」という情報発信をクラブがしなければいけない。
それが無いから、サポーターがアジアをイメージ出来ないのだ。
何故「レイソルはアジアの情報収集に疎い」と思われてしまうのか?
全北現代のホームページにも、広州恒大やブリーラムPEAのホームページにも、英語版のリンクが貼られている。
そこには最近のニュースが英語で逐一、細かく書かれている。
同じJのACL組でも、ガンバのホームページには英語版の最新記事を充実させている。
グランパスやFC東京でさえ、簡単な情報が英語で書かれている。
そんなのが一切見当たらないのはレイソルだけだ。
「試合には関係無い」と思う人もいるだろう。
だが俺は「大いに関係有る」と思う。
英語版の記事をアップするという事は、つまり英語が分かる者をクラブハウスに常駐させているという事だ。
AFC(アジアサッカー協会)の公用語は英語だ。
クラブハウスに出向く程のサッカー好きが英語をモノにしていれば、当然AFCのホームページをチェックする。
自ずとアジアの動向に敏感になるという図式が出来上がる。
ACLで対戦するのは韓国や中国やタイのクラブ。
今必要なのは韓国語であり中国語でありタイ語かもしれない。
それでも英語版の充実ぶりは、海外からの情報収集の敏感さを表していると俺は思う。
ホームページに英語版すらないというのは、日立台にやって来る対戦相手のサポーターにも失礼だ。
レイソルオンラインショップが日本国内でしか利用出来ない。
個人情報の入力フォームには、日本の都道府県の選択が必須だ。
例えばタイには日本人が大勢いて、日本のチームなら何処でも「日本を代表するチームだ」と彼等は見る。
その彼等はレイソルのレプリカすら入手出来ない。
タイは今年からJリーグを地上波で見られるという。
海外の人達をレイソルに取り込む発想が欲しい。
あと、Jリーグの日程にも問題が有ると思っている。
ACLの直後の試合を、土曜日にやるという。
日曜日では駄目なのか?
試合間隔が詰まっていて疲労困憊では、良い試合は無理。
選手の怪我の原因になる。
だからヨーロッパではチャンピオンズリーグの後の試合は必ず日曜日にやるのが常識だ。
良い試合を観客に提供する為だ。
これに対してもレイソルは働き掛けが必要だ。
今からでもJリーグと交渉して、試合間隔を空けて貰うべきだ。
それにしても、レイソルは事前に「ACLの直後の公式戦は日曜日にしてほしい」と意志表示したんだろうか?
こういう部分を妥協しないで、選手を怪我から守ってほしい。
よそのチームはとっくに真剣になっている。
「昇格即優勝を去年遂げたのはレイソルだけ」
「対戦相手の重要な選手を知らない」
大部分の柏バカがそんな状態なら、グループ最下位でACLは終わってしまうだろう。
ACLでも勝ちたければ、真面目にアジア対策をしてほしい。
後でゆっくり後悔しない様に、今するべき事をしてほしい。
クラブW杯の動画は、対戦相手にとっては格好の研究材料だ。
「クラブW杯出場チーム」という目で見られている事を忘れてはいけない。

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