納富 竜一(樟南) 捕手 右投げ右打ち
2年生ながら名門の正捕手に座るキャッチャー。来年の九州を代表する左腕・戸田とバッテリーを組む姿は絵になっている。二人とも順調に成長していけば、94年選手権準優勝バッテリーの福岡―田村のように高校野球ファンの間で人気を呼ぶようなバッテリーになるかもしれない。それでは戸田投手の恋女房・納富捕手を取り上げていきたい。
(打撃)
スタンスはスクエアスタンス。グリップを予め引いてバットを立てて構えている。投手の足が降ろしたところから始動を仕掛けていき、足を回しこむように上げていき、上げる時間を長くして、「間」を取っている。踏み出しはインステップ気味。トップの動作を見ていくとやや体の後ろ側に入っているのが気になるが、許容範囲といったところか。スイングの軌道は巻き込むようなスイングになっているので、引っ張る打球が多い。腰の開きが早いので、どうしても強引な打撃になってしまうのが課題か。
それでは打力は確かなものある選手で、決勝戦では樟南打線が要皆投手に苦しむ中、一人、二安打と気を吐いていた。興南との招待試合では決勝打を打っているようで、なかなかの曲者打者なのである。
(守備)
捕手としてみていくとグラブをしっかりと投手に向けることができており、投手になっては投げやすい捕手ではないだろうか。キャッチングも中々柔らかく、ハンドリンクを活かして捕りにいこうとせず、体をミットに向けて捕りに行く基本忠実な捕球をしているので、実に好感がもてる。また捕球してからしっかりと立ち上がって投手に返すので、投手の配慮がしっかりしている捕手に見える。
課題を挙げるとすればスローイングか。なかなか肩が強そうに見えたが、コントロールもまだまだだし、タイムも2秒台前半とそれほど速くなく、スローイングを徹底的に鍛えてほしい。
(まとめ)
攻守の力量はそれなりに高いキャッチャーだが、まだまだ課題はある。戸田をホンモノにさせるには彼のリード面の成長にかかっているし、打撃面では恐らく新チームになってからは主軸として期待されると思うので、勝負強さを磨いていってほしい。
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