中園 洋介(いなべ総合)捕手 右投げ左打ち 180センチ80キロ
中学時代は森本隼平(中京大中京)とバッテリーを組み全国4強となり、メキシコで行われた世界野球大会の日本代表に選ばれた。高校入学後は近藤、岡部を支える。際立ったものは感じないが、2人の持ち味を引き出すことができる好捕手だ。
(打撃)
地方大会では打率.304、1本塁打、8打点と好成績を残している。勝負強さを感じるが、ドラフト候補として見るとやや物足りないか。
スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて構えている。彼はなんと素手で握っている。打撃用手袋を嵌めて打撃をする選手が一般的となった現代の野球。あえて素手でバットを握る姿に野性的な雰囲気を漂わせるのだ。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を小さく上げて真っ直ぐ踏み出していく。トップは深くとっていき、振り出していく。踏み出した足がぶれてしまい、膝の若干開き気味。足元がぶれてしまうことにより下半身の力をうまく伝え切れていないし、開きも早くなっているので、左投手のスライダーを苦手にしていそう。福井商業戦でも上っ面を叩いたスイングで内野ゴロが多かった。腕っ節の強さを活かしたスイングなため、捉えた打球は強いが、全体的に課題が多く、個人的にはあまり惹かれるものがなかった。
(走塁)
塁間タイムは4.40秒〜4.60秒前後とそれほど足の速い選手ではない。
(守備)
小さく屈めた構えをして、左ひざをついて捕球する体勢を取っている。キャッチングは柔らかくしっかりと受け止めている。捕球する際、彼は右手を後ろに隠す選手だ。スローイングは何回か送球したが、タイムは2.2秒台。本来はこんなものではないだろう。リードセンスは高く、近藤にはストレートを活かすためにカーブを織り交ぜて、虚を突くようにチェンジアップを投げる。岡部には彼の持ち味である強気の性格を活かした内角攻め。かといって内角攻め中心にならず外角中心に投げ込んだり、スライダーを織り交ぜて打ち取っていた。
(まとめ)
個人的にはドラフト候補と呼べるものは残念ながら感じなかった。高校生捕手となると肩の強さ、打撃、ディフェンス力の高さが求められるが、ディフェンス力は基準に達していると思う。ただ肩の強さはよく分からなかったし、打撃も課題が多く、プロ入りは時期尚早のように思えた。頭の良い捕手なので、大学でも活躍が期待できる捕手といえよう。
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