鷲尾 直紀(大阪学院大学) 外野手 右投げ右打ち 181センチ75キロ 大阪産業大付属出身
大阪学院大学の4番打者。私が見ていた試合では大当たりを見せており、二塁打さえ出ればあわやサイクルヒットと思わせる内容を残してくれた。これは凄いと思って、パンフレットを開けてみると26打数1安打と目を覆うような成績。打てなくても監督が我慢しながら起用していたのは首脳陣が彼のポテンシャルの高さを期待して起用し続けたのではないだろうか。それもそのはずで、監督自身が本人にたとえ打てなくても気にするなと送っていたのだ。その我慢が全国大会初戦で実った。
(打撃)
動画
スタンスはオープンスタンス。グリップを高めに置いて、予めグリップを引いて構えている。投手の足を下ろしたところから始動を仕掛けていき、足を大きく上げて、インステップ気味に踏み出していく。気になるのはグリップが体に入りすぎる癖があり、インコースは打ち辛い。大きく足を上げるので、タイミングが取りづらいし、目線もぶれる欠点もあるので、リーグ戦では悪い部分が出たのではないだろうか。ヘッドスピードが抜群に速い選手ではないが、ヘッドを利かしたスイングをしており、右腕の使い方が上手いので、スイングの軌道が綺麗だ。
この試合では内外角のストレートを引っ張り、レフト前へ打ち返していたし、またカーブには肘をしっかり畳んでレフトスタンドへ持っていくホームラン。そしてアウトコース直球を合わして右中間を破る三塁打と大当たりであった。ポテンシャルの高さは十分に見せつけた。
(走塁)
脚力はある選手で、三塁打を放ったときのタイムが11.89秒。小関順二さんによると三塁の到達タイム基準は12.29秒未満なので、そのタイムを大きく上回るタイムだ。実際、ストライドが大きく、走る姿もなかなか美しく、この辺りにセンスを感じさせる。
(まとめ)
ポテンシャルが高い選手だということは十分に理解できた。後は秋季リーグでも主軸として相応しい成績を残せるかどうかキーポイント。社会人では続けていけるだけの技量・ポテンシャルはあるので、ぜひこれからも実力を磨いてドラフト指名候補と呼べるような外野手になってほしい。
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