金曜日、清原 和博の特番をみていた。この番組を振り返っての感想は、現役後半の野球人生はこれほどつらいものだったとは知らなかった。新聞には手術と報じられ、漠然と捉えてしまい、手術をやるという重大さをわからないでいた自分の馬鹿さに悔いている。
壮絶なリハビリ、そしていつも強面・そしてときには笑顔を振りまいていたあのかっこいい清原が脂ぎった顔で痛みをこらえているのだ。
それでも乗り越えてこられたのは番組中で何度も報じられたが、妻である亜希さん、そして息子2人の支えがあったからだろう。亜希さんは常にストレスを抱えている亭主を本当に献身的に支えていた。この人がいなければ、間違いなく清原の野球人生はもっと早く追えっていただろうし、そして素晴らしい引退試合を送れなかったかもしれない。
そして母の存在。清原は母が喜ぶ顔が見たいためにやってきた。清原の母は、清原が落ち込んでいる時に「あんたが勝手に惚れて、勝手に振られたんやないの。男らしく諦めなさい。男なら見返してやりなさい。泣いている暇なんてないはずやで!」と諭され、西武入りを決断させた人だ。
清原は母のために最後まで第一線で通してきた。そして最後の母の手紙。本当に感動してしまった。
清原は改めて素晴らしい野球選手だなと感じた。私があまり好きではない印象を感じてしまったのはメディアに振り回され、先入観を植え付けられたのだろう。叩くのが大好きなメディアに振り回され、清原を馬鹿にしたこともあり、本当に彼に申し訳ないと思った。母もあまり清原が好きではなかったようだ。ただこの番組をみて「こんなにいい男だったのは知らなかった、見直した」といっており、メディアの偏見によって清原のイメージを悪くしてしまったのである。メディアというのは本当にプロ野球選手にとってはこれほど目障りだと思った事はない。
サヨナラ本塁打(12本塁打)、サヨナラ安打(20本)と追い込まれてからの強さを発揮するのが清原だが、その追い込まれた強さを分かった場面がある。これは敵地での試合なのでサヨナラではないが、2003年いつだったが忘れたが、広島市民球場のことだった。巨人は9回までに佐々岡に無失点に抑えられていた。ランナーがいる場面で清原に打席が回ってきた。球種はシュートだったか、清原を捉えた。打球はバックスクリーンに飛び込んでいき、佐々岡の完封の夢を打ち砕いた瞬間だ。このときの一撃に思わず身震いしてしまった。
改めて清原選手、お疲れ様でした。今はじっくり休んで、また球界のために貢献してください。あなたこそ野球の魅力を伝えられるはずです。桑田選手とともに、球界に革命を起こしてください。以上です。