庄司隼人(常葉橘)右投げ左打ち 投手 175センチ75キロ
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彼は野手として指名された。野村謙監督が決めたことだし、仕方ないにせよ。納得はできない。上記の動画を見て、さらにこの思いが強くなっていった。
これは投球モーション規制する前の動画である。この投球をみたらやはり投手として推したい投手だなと思う。甲子園の時と比べてタメが出来ており、腕の振りが鋭く、中途半端なカーブだったが、この試合のカーブはストレートと同じ振りで振ることができているのだ。
またあまり多投していなかった縦のスライダーも決まっており、今年指名された高卒右投手の中でもトップクラスのものを持っているといいだろう。日本ハム1位指名された中村勝や下沖勇樹より完成された投手だろう。野手として推す投手は伸びしろを感じないから、前田智に似ているからという理由らしい。ただこれだけはいっておきたい、上背のない完成された投手はプロで投手をやってはいけないのか?
将来性というあてにならない言葉で高卒で入団していき、満足いく結果も残せないままプロ野球を去っていった投手は数え切れないだろう。
正直いうと、野手の映像を見せたスカウトと投球フォームを指摘した
審判にはこの場ではいえないぐらい不満はある。特に審判には。静岡大会での投球が甲子園で発揮できず、野手として評価されたことが残念に思えるのだ。
能力のある投手が野手として割り切ることができるのは本当に時間がかかるものだろう。庄司はある程度受け入れているみたいだが、これで吹っ切れるかが問題だろう。
最後に一野球ファンとして庄司隼人投手のピッチングが高校時代が最後になると思うと寂しいと思うのは私だけだろうか?
庄司 隼人(常葉橘)右投げ左打ち 投手 175センチ70キロ
「彼は投手として生きるべきだ!」
中学時代は軟式で144キロを記録した本格派右腕。高校での活躍を期待されていたが、姉妹校・常葉菊川が強かったこともあり、なかなか予選の壁を破ることができなかった。しかし今年、甲子園出場の切符を獲得。中学校から騒がれていた大器がようやく甲子園でベールを脱いだ。初戦・旭川大戦では完封勝利を挙げて、名実ともに全国クラス投手となった。しかし175センチの小柄と類まれな野球センスを買って、将来は野手として生きるべきだという意見と、投手としての完成度を評価して、投手として生きるべきだという人もいる。私は断然、投手として生きるべき選手であると思っている。なぜ投手として推すのかを明確にしておきたいので、下記の寸評を読んでもらいたい。
(投球スタイル)
ストレート
146キロ
常時 137キロ〜143キロ
スライダー 120キロ〜130キロ
カーブ 110キロ前後
ストレートは常時140キロ中盤は出ており、スピンがかかって非常にノビのあるボールを投げ込んでいる。指に掛かった時のボールは、プロ級だ。
横に大きく曲がるスライダーに、目先を変えるために110キロ前後のカーブがある、このカーブによって投球の幅が広がったようだ。ただ今後もこのカーブがプロで使えるかと問われると、疑問であるが。
(投球の攻め)
・右打者
基本は外角中心。ストレート、スライダー、カーブで散らしていく投球。アウトコースのコントロールは素晴らしく、中々打たれない。時折、インコースに突くこともあるが、まだその頻度は少ない。
彼の速球のレベルから考えると、三振数が少ないのが気になった。
・ 左打者
左打者には内外角にしっかりと投げ分けることができている。インコースは右打者になるとアウトコースになるので、彼にとっては得意なコースだろう。厳しいコースに投げ込むことができていた。
速球派でありながら、荒っぽさはなく、コーナーワークを活かした実戦派。目先を変えるためにカーブを使っており、投球の幅は広い。ただ縦の変化球がないのに加え、175センチの上背がないので、そのため三振が取れない投手なのかもしれない。
(クイックタイム・フィールディング)
クイックタイムは1.0秒前後と非常に速い。またフィールディングも素早く、二回にはスクイズ処理をこなし、フィールディングも上手い事を証明。牽制も非常に上手く、投球以外もしっかりと鍛えられていることが分かった。
(投球フォーム)
写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

写真7

ノーワインドアップから投げ込む投手。写真2では足を上げた写真。足を上げた時、膝が突っ張らず、立てているのはグッド。理想の立ち方は軸足を中心に、Y字になることだといわれている。この理論はジャイロボールの提唱者である手塚一志さんのよるものである。
写真3は足を下ろしたときの写真。左足をぴんと伸ばして、お尻を落とそうとしているが、あまり落ちておらず、これだと縦のカーブ、フォークを習得しづらいと思われる。ただ大事なのは、その後の着地があっさりせずに、遅らせることができることによって、縦のカーブ、フォークを投げられる下地ができる。写真4では着地する前の写真。彼は着地のタイミングは遅いので、縦のカーブ、フォークを投げる下地はあるだろう。現在はフォークを投げていないが、私は彼の野球センスならすぐに習得が期待できると思っている。
写真5ではテイクバックの写真。テイクバックの角度が90度近くになっておりGOOD!
肘も右肩より下がっておらず、負担も少ない。
写真6ではリリースの写真。角度があるように見えるが、無理につけているように見えず、適正な位置だと見る。そして特筆すべきは球持ちの良さだ。ボールを前に離すことができている。これによって微妙な制球力・スピンのかかった直球を投げる事ができる。そして最後のフィニッシュ。若干、体が一塁側に倒れそうになっているが、それも腕が強く振れている証拠。体重移動・軸足の蹴り具合もしっかりしている。
やはりフォームは素晴らしい。高校生にしてアベレージで140キロ中盤を投げ、そして抜群の制球力は、とても素質だけでは無理だろう。高いフォーム技術があってこそ投げることができるのだ。
(まとめ)
投球スタイル・クイックタイムとフィールディング・投球フォームを掲載したが、投手として推す理由をまとめて挙げてみたい。
・常時140キロ中盤を投げるポテンシャル
・抜群の制球力
・完成度の高いフォーム
・強気なマウンド捌き
・類まれな野球センス
・投手としての意識、知識、プライドが高い
が挙げられる。上の5点に関しては、上記の文章に詳しく掲載してあるので、それを参考にしてもらいたいが、最後の「投手としての意識、プライドが高い」について。彼は投手としての意識、知識は非常に高いものを持っていると思う。それはなぜか。中学時代に144キロをマークしたのは決して素質だけではないはずだ。その素質を引き出すだけの知識、意識の高さがあって144キロをマークできたと考える。そして彼はこの高校時代、甲子園出場することが第一だと思うが、その延長が高卒で投手として入団することなのではないだろうか?
たかが野球センスが優れているからといって、野手に転向させるのは彼のプライドを踏み躙っているとしか考えられない。野手・庄司も見てみたが、それなりに良い選手ではあるが、投手・庄司を凌駕するようなものを持っているかというとどう考えてもない。
これほど意識が高い投手だ。大学に行く必要はないだろう。すぐにプロに入って、プロの打者と対峙していけば、どうすれば投手として生き残るかを考えられる投手であると思う。逆に野手としてプレーするのなら、たとえセンスがあるとはいえ、一から野手・庄司を作り上げなければいけない。それだったら投手として育てたほうが断然いいはずだ。
恐らく中位は確定で、高卒投手を求める球団では一位指名も有り得る投手なのではないだろうか。3,4年後にローテーションに入ることを期待したい!
(補足)
3試合すべてチェックしてもらった。やはり彼は投手として生きるべきだ。力を入れれば145キロを投げられるポテンシャルの高さ。そして100球以上になっても、140キロ中盤の速球を投げられるスタミナとフォームの安定さ。彼のフォームは安定したフォームなので、スタミナの消耗が少ない。安定したフォームで投げられるのはプロが求める能力の一つだ。なぜなら故障する可能性が低いからである。無茶な投げ込むを強要する無能な指導者じゃない限り、故障する可能性は低いだろう。
残念なのは上背のなさと縦の変化球がないことだ。上背がないので、角度が感じないのだろう。それをカバーするために縦の変化球が必要だが、彼にはない。3試合で14失点喫したのもそこにあると思う。
それでも投手・庄司という評価は変わりない。野手・庄司としてチェックしたが、とても高卒プロと思わせるようなスケールがある選手ではなかった。内野手として評価するのなら、彼よりも田畑(桐蔭学園)を評価しろといいたい。
小柄ではあるが、投手としての魅力はぎっしりつまった投手だ。時間はかかる投手だと思うが、高卒といってほしい投手。上背がないというハンディを乗り越えて、プロ野球で活躍できる投手になってほしい。

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