2008.8.5火曜日、東京。
また集中豪雨による災害が発生。
住宅地の道路の地下を走る下水道で作業していた方が、
集中豪雨による急激な増水により流されてしまった。
最近、関東方面から、集中豪雨による急激な増水による事故のニュースが目立つ。
いったい何が起こっているのだろうか? その背景を気象の面から考えると、
地球温暖化という言葉がマスメディア的には便利な言葉として使用されやすいが、
それは、ちょっと違うと思う。。。
この場合は、やはり、ヒートアイランドと都市構造ではないかと思う。
そもそも、ヒートアイランドと地球温暖化は起こっている現象時間と空間スケールからみると別の問題だと感じられる。では、どうして、最近のようなゲリラ豪雨が「東京」で発生しているかというと、
水がしみ込まない黒いアスファルトを敷き詰めた極めて高温になりやすい地面、排水性を重視した排水路とあいまって、それは別名「鉄砲水発生装置」だともいえる。さらに地形的条件が重なれば「鉄砲水発生警戒エリア」だ。これは、その存在に気づいていない人々の生活圏にたくさん存在しているが、まだ知られていない。
現在、多用されているアルファルトは水を含みにくい性質から気化熱による冷却効果が小さい。コンクリートも。また、地表の風の流れをさえぎるコンクリート構造物。
これらの気象のことをまったく考慮していない、低性能のアスファルトやコンクリートが、キケンな「局地的ゲリラ雲」を発生させているおおきな一要因になっている。
関東平野は広い平野、、そこに熱的コントラストとして存在するのは海だ。高温アスファルトと風をさえぎる背の高いコンクリート構造物によって、その広い平野内部の熱はその局地的な一帯に蓄積されやすい。ヒートアイランドだ。一方、海水はその付近に滞留する大気に比べればまだまだ冷たい。だから海から位置エネルギー(重たさの違いが発生して浮いたり沈んだりする運動エネルギー)によって内陸へと流れ込む気流が発生する。アスファルトで熱せられた大気は軽い、海からの風は重い。おまけに超高層ビルは上昇気流を強化する一因にも大いになりうる。空の気流はそう簡単に流れを変えないが、地表や地形による影響は意外なほど上空へ伝わっていってしまう。
局地的なアブナイ雲が発生しやすいのだ。
しかし、それだけでは積乱雲は発生などしない。
そこまで現象が大規模化するのは、気象的なバックボーンが必要だ。
大気の不安定性だ。。。。。。
きょの場合はどうなっていたのだろう?
天気図をみると、、、
日本海に高気圧、日本の東には太平洋高気圧、このふたつの高気圧からそれぞれに噴出す風がブツカルところに前線が停滞している。これが東京の上空にあった。太陽放射と都市構造によって発生したヒートアイランドという小さなスケールの一因の外に、この停滞前線という一つ大きなスケールの悪因が重なっていた。
さらに、、気象衛星画像と見るとたいへん興味深いものが見える。

2008.8.5東京で集中豪雨が発生し始めたころ、その現象は実は太平洋岸に連なる一直線のエリアで連動する現象として発生していた。関東、紀伊半島、四国、九州南部の太平洋岸だ。
台湾の西、には熱帯性低気圧に伴う雲の過密な渦が見える。そしてもうひとつの渦が。。。それは、日本の南海上で活動している。
(このブログのリンク、みやこわすれ氏のサイトで、NOAA画像を直接受診した画像をご覧いただけます。そこには、この日本南海上の渦に伴う雲が綺麗にとらえられています。
http://ameblo.jp/miyakowasure001/ )
これは、天気図で大きな低気圧として解析されている。こらが何なのかというと、、
上層に寒気を伴った渦なのだ。気象衛星画像を見ると、その渦の存在がはっきりと見えている。きょうの東京、そして太平洋岸に午後の雷雨は、この渦に伴った寒気の存在が関係していると、、そう気象衛星画像はメッセージを送ってくる。
上空寒気、上層渦、前線、都市構造から強化されたヒートアイランド、、、
これらの要素が、きょのゲリラ的集中豪雨をもたらした、、と、
ワタクシ、こくうは考えております

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