通常,「温室効果ガス」と呼ぱれているのは,二酸化炭素,一酸化二窒素と,3種類の代替フロン(HFC ・PFC ・ SF6)の六つのガスである。オゾン層破壊物質のCFCやHCFCも強力な温室効果をもつが,これらはオゾン層保護のための「モントリオール議定書」で生産や消費が規制されていることから,地球温暖化対策のために追加的に削減すべき温室効果ガスの中には含められないのが一般的である。 CO2は日本の温室効果ガス排出の約90%を占めている。その他は,代替フロン3種類を合わせても7%強,メタンや 一酸化二窒素はそれぞれ2%程度にすぎない。ただし,日本政府が発表している代替フロン3ガスの排出量は,実排出量(実際に大気中に放出されたと推定される量)ではなく,潜在排出量(生産量十輸入量−輸出量−破壊量)であることに注意すべきだろう。
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