バイオマスは太陽エネルギーを利用して,いかにして自分の体を形成しているのであろうか.緑色植物では太陽エネルギーのうち可視部の光エネルギーが葉緑素の中で吸収され,水と大気中の炭酸ガスから炭水化物を作る.これを光合成といい,全体で6モルの炭酸ガスと6モルの水から,1モルのデンプンと6モルの酸素ができる.この光合成過程は簡単に下式で表せる. 6C02+6H20=C6H1206+602 (O この重要な反応が起こることが可能なのは,植物に葉緑体という色素があるおかけといえる.葉緑体は大きさが1/200 mm の大きさで,植物の葉が緑なのは緑色の色素が葉緑体中にあるからである.光エネルギーの巾の赤や青の光は葉緑体の中のクロロフィルやカロチノイドという色素類に良く吸収されて,これが光合成のエネルギ−となる光合成機構を要約して示す.四つの反応ステップからなる過程である. (i)光化学系の行う光エネルギーの吸収から化学的エネルギ−への転換, (ii)電子伝達反応によるNADPHの生成,(挙d子伝達系と共役した光りン酸化反応によるATPの生成, (lv) ATPとNADPHを用いて行う炭酸固定である.一般的には(i), (ii). (il)の過程を明反応という.明反応は光エネルギーを必要とする反応で,光の粒ともいえる光子のエネルギーが電子にわたされて,その電子のエネルギーによってNADPHとATPができる. NADPHは二コチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸と呼ばれる物質に水素が2個っいたものである. このNADPHは生物体の中で水素をつけたり放したりする役割をしている.ATPはアデノシンにリン酸が3個ついたアデノシン三リン酸と呼ばれる物質で,リン酸を1個放ってアデノシンニリン酸(ADP)に変わる時エネルギーを発生する. 暗反応(iv)では,水の分解によって得られる水素と炭酸ガスが反応してブドウ糖ができる.
バイオトイレ

0