5平成22年9月5日(日)午前10時より午後4時まで、NPO介護予防研究会主催の介護予防研究大会が東京都赤羽北区民センター大ホールにて開催されました。柔道整復師・鍼灸師・あん摩はり灸マッサージ師・理学療法士・介護福祉士など、延べ120人が参加しました。佐藤司理事長が開会の辞を述、来賓に、全国鍼灸マッサージ師協会専務理事の 中山哲志氏がご挨拶をされました。講演の第一講は「介護予防につながる生活リハビリ」について〜アセスメント・実施・モニタリングまで〜と題しまして介護支援専門員・ 理学療法士の川崎 初美理事が講演されました。生活リハビリについて日常の何気ない動作を行う中で、見落としてしまっている点などについて説明されました。講演の第二講は「評価法とそれに対する運動法」と題しまして、柔道整復師・鍼灸師の田中博先生が講演しました。先生は介護予防型デイサービスを行う上で重要な評価を、高齢者の器具を使わない下肢(膝・腹部・殿部の筋力検査評価法と、その評価に基づいて、低下している筋力を強化する方法をいくつか説明しました。講演の第三講は「“地域一番店”をめざす“わくと”の取り組み」〜介護予防型デイにおける機能訓練〜 と題しまして、鍼灸マッサージ師の篠崎通夫理事が講演しました。篠崎理事は、平成18年に、「わくとリハビリデイサービス戸越公園」(1号店)を開所し、今年の5月に「わくとリハビリデイサービス豊町」(2号店)を開設した。この2つの介護予防型デイサービスでは、どのような機能訓練をしているのか、取り組みや創意工夫などを話されました。講演の第四講は「これまでの歩みと今後の課題」〜開業1年目の挑戦〜 と題しまして、柔道整復師・鍼灸マッサージ師の古賀真人理事が講演されました。古賀理事は、平成19年4月に、整骨院を開業し、平成21年に介護予防型デイサービスを整骨院に併設しました。デイサービス開業後はさまざまな問題があったが一つずつクリアし、平成22年8月で目標としていた60名を突破した。開業10カ月の間に見えてきた課題やデイサービス運営の難しさなどについて述べていました。講演の第五講は「介護予防型デイは未来の治療院」と題しまして、佐藤司理事長が介護保険制度と介護予防事業の現状及び、デイサービスを利用する高齢者の7割以上は運動器疾患を抱えていること、高齢者の運動指導は、膝痛や腰痛の対処がとても重要であり、介護予防型デイサービスは治すことが目的の新しい治療院といえる。と力説していました。講演の第六講は「ルーストで行うステップアップ研修会」と題しまして、理学療法士の今井英輝理事は、デイサービスで行われる機能訓練はどのようなものが求められているのか、これからは、かたちだけのマシントレーニングや体操では、差別化や優位性を打ち出していくのが困難になってくる。現場のスタッフ一人一人のスキルアップが、選ばれるデイサービスになるための一つと考えている。と述べられました。特別講演として「筋力の真実!リアル筋力セミナー」〜真実の筋トレは高齢者を救う〜と題しまして、株式会社鍛錬 代表取締役 大岡明尋氏が講義しました。大岡氏は、筋トレ筋トレ器機の考案製作をする鍛錬という会社の社長です。大岡社長が長年筋トレを研究してたどり着いた答えは、「人間は筋力を発揮する方法に気付いていない。したがって『筋肉をつける前に筋力を発揮できる方法を身につけることが重要である』」ということ。筋力を発揮させる方法が解らないで筋肉をつけても、実際の筋力を発揮させることはできない。だからこそ、身体を器具や方法によって筋力を発揮できる状態にすることで、瞬間的に筋力を向上させることが可能になる。また、その状態でなければ、筋トレを行う上では怪我をしてしまうことも解っている。筋力が発揮できる状態とは、体が無理のない状態にあることで初めて成り立つ。無理のない動作を身につけることで、筋トレによって人間が絶大なる効果の恩恵を受けられる。だからこそ、無理なことをすることで筋力がつくと勘違いし、間違った方向へ進んでいた今までの筋トレのあり方に一石を投じたいと述べました。


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