アトリエでは小学校に上がると、オリジナルお線香版画が始まります。
部屋の中でやっていると、たまに黒いフワフワと飛ぶのが…真っ黒クロスケ。
火を使うのでマンtoマンでいきます「ハムスターとかウサギをだっこする時どうする?」と力の入れ具合いを確かめて手をギュッと、そぅっと掴みます。
お線香を持つ力加減です。
次第に溶けていくのを追ううちに力が入ってしまうのです。
また力加減が上手くなると、一本きりで火を付け直す事なく作品を仕上げてしまう子もいるのです。
それにしてもあんまり近いと煙いよね―。目に入った?
あっ……びっくり!?
彼はおもむろに今日の給食当番で使ったマスクを着け何もなかったように、平然と制作を続けた。
