5年前に就任して以来、「守りの野球」を掲げてきた中日の落合監督にとっては、見過ごせなかったのだろう。四回の6失点につながった「軽率プレー」の2人をイニング途中で交代させた。
三塁の森野の失策などもあって二死満塁とされると、中堅の藤井がミス。倉の飛球を背走して追ったが、目測を誤って頭上を越され、走者一掃の二塁打に。続く大竹の右中間への安打も、右翼の野本が緩慢な動きで、4点目の生還を許した。
続く東出に中前打が出たところで、落合監督は藤井と野本をベンチに下げた。大リーグでは、イニング途中の守備交代は選手にとって最大の屈辱といわれる“ご法度”の一手。指揮官の怒りあらわの采配(さいはい)だ。
「何の説明も、コメントもいらないゲームというのは、こういうゲームだ」と落合監督。この3連戦が始まるまでは14勝4敗とお得意さまだった広島に、まさかの3連敗。首位巨人とは6・5差。勝ち続けなければいけない状況の中、自らの足下がぐらついている。(喜瀬雅則)

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