* 本日の記事は、写真をクリックすると別ウインドウでちょっと大きくなります。まぁ大した写真ではありませんが…
前回ご紹介した香港ガイド本に載っていた
賽馬會創意藝術中心(Jockey Club Creative Art Centre,略称JCCAC)。Hong Kong Jockey Clubと香港政府民政事務局が、小さい工場がたくさん入っていた雑居ビルをそのまま若いアーティストのためのアトリエ雑居ビルにしてしまった、ということらしい。
場所はMTR石夾尾(本当は「夾」ではなく左に「石へん」があるのだが、その字を使ったらその後の文章が全部字化けしたのでこの文中では「石夾尾」で表記)で下車、C出口を出たら(駅の表示にも書いてあるので出口名覚えなくても大丈夫)すぐに「JCCACはあちら」という矢印の看板がある。で、その矢印の通り右を向いて歩けば一本道ですぐわかる。(遠くからも建物のJCCACの文字が見える)

これが入口。真正面にあるのはティーサロン「文博軒」。これの左側から内部に入る。
ところで香港ジョッキークラブというとまるで武豊のような騎手の集まるクラブのように聞こえるが、要するに英国でいうとBookmaker。日本でいうと「ロト6(数字当てるくじ)やtoto(サッカーくじ)も売ってる場外馬券売り場」。そのジョッキークラブの窓口も、藝術中心の隣のビルで営業中。なので上記写真の階段の下の、隣の公園との境目のあたりには
「お馬で人生ファイラー(壊了)」したようなオヤジ達が座ってじっと馬券を眺めてたりして、実に味わい深い。
藝術中心、つまりアートセンターですから、椅子もアートです。

こんなUFO型の椅子、ヨーロッパにもよくあるけど…気にしない。それより、後の"MADE IN S.K.M.(Shek Kip Mei=石夾尾)のDの文字が「石」になってるというトンチをきかせた部分に注目。

この両側の銀のオブジェは明らかにアートですが…

どうやらこれもアートのようです。

真ん中のはアートだとわかるが、右端のホースはアートなのか建物の備品なのか。
細けぇことはいいんだよ!

自分でも疑問を投げかけてますし。(これは催し物のタイトルらしい)
さて、私がはるばる石夾尾まで(と言ってもMTR旺角で乗り換えて次の次だから近いよ)来た理由、それはアート目当てだったのではない。
住好的石夾尾街頭文化館。家具・雑貨・服でおなじみのGODがやってます。リンク先のGODのサイトに飛んで"For Details"をクリックすると、パンフレットのpdfファイルが開きます。但し、パンフに載ってる営業時間と電話番号は変更になっているので、それについてはGODのサイトのほうを参照してください。
* GODの広東語名「住好的」の「的」には本当は「口」へんがついているのだが、日本に無い字なので当blog内では「住好的」と表記。ついでに言うと石夾尾の「尾」もこの文化館では「門がまえの中に「喜」」という字にしてあるのだが無視。

これが入口。外からはただのお店にしか見えない。(実際、GODの商品も売ってる)おそるおそる「museumはここですか?」と尋ねたぐらい。店の奥に展示があるのだ。ちなみに入場無料、撮影も自由。

壁にあるのは、GODのネタ元、香港の家庭用ポスト。

香港の昔の(と言っても大画面ブラウン管テレビがあるから1980年代?)家を模してある。ええしの(=金持ちの)ボンの家みたいですな。
で、左側に写ってる棚には、このようにレトロな雑貨が展示されている。

真ん中の箱は、贈答用のタオルの箱とか、仕立て屋さんが服入れてくれる箱とか。年代は1960年代かな?日本のと似てるので、見てると懐かしくて泣けてくる。我が家にもまだあるよ、仕立て屋さんの箱…

なんか変な顔のロボット、「家族合わせ」みたいなカード、その上に乗ってる三本のおもちゃのハーモニカ。もう涙が止まりません!

映画ポスターも泣かせます。

更に泣ける、10円入れたら動く乗り物!

よく見ると「毎次二元(=2ドル)」と書いてます。当時としてはえらく高い。もしかして二元入れたら今でも動くの?乗ってくればよかったなぁ。一人で行って乗るのはちと恥ずかしいが。
で、一応中国ということで、こんな展示もあった。

マトリョーシカ。非売品だが、売ってたら買いそうな自分が怖い。

「弱い国でも十分強国に勝つことができる」はいはい、アンタんとこ今はもう十分強いですから。武器いっぱい買って見せびらかしてたし(今年の国慶節)。買ってもいいけど(本当は良くない)使うなよ。
さて、お口直しに。

古風な茶楼。(ちょっとピンボケでゴメン)…ってこれ、実はミニチュアなんです!テーブルに載ってるのは食玩サイズの飲茶とかコーヒーとか。

これも料理は食玩サイズのミニチュア。結婚式の披露宴。

これもミニチュアだよ!すごすぎるよ!
実物展示、ミニチュア展示、いろいろあって、広さとしては10分もかからずササッと見られる規模の小さい博物館なのだが、じっくり見たら1時間居ても飽きない。
で、藝術中心というからには、他にいろいろアーティスト個人のギャラリーとかあるんだが、街頭文化館で居座りすぎて、アートのほうは全然見てない(苦笑)。でもいろいろ並んでいるので、興味のある方は一つ一つ見ていくのも面白いと思う。単なる仕事場(アトリエ)なのかギャラリーなのかわかりにくくて、入りにくい雰囲気の所が多いけど…入口に「歓迎参観」とか書いてくれてる所もあるので、まずはそういうのから狙ってみてはいかがでしょう。
この藝術中心から偉大なアーティストが生まれることを祈る、よりも、「そこそこのアーティストがそこそこ出て、10年経ってもつぶれないこと」のほうを祈りたいと思う。大阪とかこういう試みよく失敗してるし。新世界のフェスティバルゲートも空き店舗をアート系に使おうとして失敗したし。あと、実際に稼動したのか計画倒れだったのか、それすらもよく知らずに終わった阿倍野のアート村とか。この藝術中心が10年経っても健在なら、税金使ってもいいからぜひ視察に>橋下知事。その頃まだ知事かどうかはわからないけど…
で、ウキウキして帰ってきたのだが…帰国してから、湾仔にも「
湾仔民間生活館」というのがあるというのを知った!『地球の歩き方』に書いてあったのに滞在中はノーチェック!く、悔しい!この湾仔民間生活館、近所の人のボランティアで運営しているらしい。ああ行きたい、行けばよかった!今度行くまでつぶれないで、頑張って!
湾仔民間生活館については、さっきのリンクの公式サイトよりも
こちらのblogのほうがわかりやすいので、勝手にリンクさせていただく。
あと、賽馬會藝術中心についても、
こちらの非公式サイトのほうがわかりやすいかも。

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