
「おや!!ここもかい」
威勢のいいおにいちゃんに迎えられ、車で賑わいを見せていたガソリンスタンドが閉鎖に追い込まれてしまった。周辺地域では経営者の交替を含め3軒目である。
ガソリン価格は株価の暴落とも併せ、以前の価格に戻ってきたが、投機筋の釣り上げで一時の異常な高騰の付けで、ドライバーが買い控え、ガソリンが売れなくなり、このような閉鎖に追い込まれてしまったようだ。
車を取りまく環境もこの不況期に併せ、これまで売りまくっていた車が売れなくなり、国内でも優良企業共言われ続けたトヨタが、未曽有の減益に追い込まれ、更にGMやフォードもこのままでは存続さえ危ぶまれる状態になってしまった。
北海道の一部では必然の車に、自動車税の未納付が増え、給料差し押さえの勧告で慌てて納付するということさえおきているようである。
新車に買い換え、湯水のように使えたガソリンも再び、高騰の嵐に手軽に利用出来た時代の潮目は替わってきたような感じさえする。
世の中の不況対策の一環で高速料金の割引が打ち出され、物流コストの削減は結構なのであるが、この恩恵はETC車のみ適用される。このETCの掲載にはセットアップ料金が必要であり、そのセットアップ料金の一部が「オルセ」を通してお役所の天下り団体に流れる仕組みになっている。車種に限定無く、誰でも割引の還付は甘受されるべきであるが、意に介さない役人根性に腹立たしくもあって、高い高速料金のままでは益々遠出の機会は遠のいてしまう。そんなこともあってか拙宅の車も車庫で眠る時間が多くなってしまった。

そのガソリンスタンドも既にマシンが撤去されつつある中で事務所の什器が残され、ポスターがそのまま張り出されたままであった。主が居なくなり、慌ただしく撤収した姿が象徴的であった。

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