●脳梗塞
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私の親類の、伯父や伯母たちは、
皆、脳の病気で死んでいる。
昔は、「チュウフウ」とか「ノイイッケツ」
とか言ったが、脳梗塞、くも膜下出血、
脳内出血をいう。
がんで死んだ人は、ひとりもいない。
父方の兄弟には、がんで死んだ人が、
1人いるが、息子というのは、母方の遺伝子を
強く受け継ぐという。根拠は知らないが、
昔から、そう言う。
だから私は、脳梗塞、もしくは脳内
出血がこわい。
それで死ぬのはかまわないが、半死の
状態になったら、どうする?
みんなに迷惑をかけるだけ。またそんな
醜態を、さらけだしたくない。
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「今日か?」「明日か?」と、ときどき、思う。私はいつ、なんどき、脳梗塞か何かになって倒れてもおかしくない。家系が家系である。私の母方の伯父、伯母たちは、みな、脳の病気で倒れている。脳に、遺伝的な欠陥があるためらしい。
G町に住む、いとこの説によれば、脳の中に、脳動脈瘤(りゅう=こぶ)があるためだそうだ。そこに血液がたまって、ある日突然、爆発する。だからそのいとこは、毎年、脳の検査を欠かしたことがない。が、私は、一度もそういう検査を受けたことがない。それをいとこに話すと、「そんなばかなことをしてはいけないよ。CT検査は1日ですむんだから」と。
そう、私は、ばか。相手が脳梗塞なら、(くも膜下出血でよいが)、死ぬときは、一気に死にたい。くも膜下出血にしても、仮にそれで一命をとりとめたとしても、そのあと、脳血管れん縮とよばれる現象がつづいて起こることが知られている。
脳血管れん縮が起こると、そのまま脳梗塞を引き起こす。これがそのあと、さまざまな障害の原因となる。
いきなり暗い話で、ごめん。このところ、脳梗塞か何かになって、通りを、懸命に歯をくしばりながら歩いている男性をみかけたりすると、とても、他人ごとのように思えなくなった。「明日は、我が身かな」と。
だから一応、健康には気をつかっている。これはあくまでも素人考えだが、血液をサラサラにしておけば、少なくとも、血栓性の脳梗塞は避けられるのではないか。だから夏場は、水分の補給を、じゅうぶんするようにしている。
そのほかに……。こればかりは、どうしようもない。
ヤフーの「家庭医学」HPによれば、くも膜下出血について、こうある。
「脳動脈瘤は約2〜3%の人が持っているとされ、その破裂率は年間に0・7〜2%とされています。年間に10万人中10〜20人がくも膜下出血を発症するといわれています」と。
生きるのも、死ぬのも、偶然と確率の問題。私は10中8、9、脳動脈瘤をもっているから、今年死ぬ確率は、0・7〜2%。
それまで、私は生きて、生きて、生き抜いてやるぞ!