31、視線の主との出会い
「どうしたんだ?」
時は焦って部屋から出てった神崎と名乗った少年を追おうとしたが、
「お前何やってんだよ!」
「また殺されそうになっちゃうよ!!」
2人の少年に止められた。
「今のうちにここからできるだけ遠くに逃げようよ!」
「そうだよ!早いとこここからおさらばしようぜ!!」
「ちょっと待てよさっきのあいつは!?」
「「ほっとく!!」」
友達2人の大反対によって時はずるずる引っ張られながら廊下に出てさっきのあいつが向かった方と逆の方に進んでいった。
「お〜い、もう追わないから放してくんないかお前ら?」
「よし、わかってくれたか・・・ってお前の目赤くなくなってんぞ!」
「あっ!ホントだ」
「ん、そうなのか?」
「あぁ、普通に黒目に戻ってる・・・やっぱりさっきのはただの充血だったのか?」
「ん〜わかんねーけど、まっいっか。直ったんだったら」
「それにしてもさっきの守岡すごかったよね、あんなに運動神経良かったっけ?」
昌幸が不思議そうに首をかしげていた。時は頭の中に声が聞こえるたんだなんていうと軽く頭が逝っちゃってるかわいそうな子的な扱いをされると思い、
「はははははー!すげーだろあれが俺の底力だ!!」
「「・・・・」」
「んっ?どうした?」
2人はちょっとばかり冷たい目をしていた。海堂はちょっと言いにくそうに口を開いた
「いや、ちょっと目の前に軽くかわいそうな子がいたもんだから・・・・つい・・・」
「くそっ!こんな反応でも逝っちゃってる人扱いかよ!!」
「いや、大丈夫だよ、守岡は元から軽〜く逝っちゃってたから」
「いや、昌幸君それぜんぜんフォローになってないし逆効果なんだけどなー!!」
「うおっ!!守岡の目が治ったと思ったのに邪悪な光を感じるんだけど何かご不満でも!?」
「ありまくりだこの野郎どもー!!」
「元気は良いことなんだけどもちょっとこっちにも気づいて欲しかったりもするな〜」
「というかこの命がかかった状況でよく楽しく騒いでいられるね」
気づいてみれば正面には2人の少年と少女が居た。少年はナイフを空に放り上げてそれをキャッチしながら、少女は手元の銃をくるくる回しながら歩いてこっちに来た。
「はじめまして、かな〜?一方的には見ていたけどな〜
病院の時・・・」
「!?」
時にはその意味がわからなかった・・・。