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ごあいさつ  Journal
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2009/7/3

「がんばれ元気」(1)  アニメーション


 「がんばれ元気」は1980年にフジテレビ系列で放映されたボクシングを題材にしたスポーツアニメ。原作は小山ゆうの同タイトルの漫画。チーフディレクター・演出にりんたろう、音楽に森田公一、アニメ制作に東映動画、製作はフジテレビ・東映動画、全35話。劇場版アニメ「銀河鉄道999」のスタッフを擁してフジテレビが期待をかけて製作・放映した作品だそうだが、残念ながら視聴率が思うように伸びず、長編の原作ながらわずか35話をもって終了している。
 ボクシングアニメというと「あしたのジョー」が余りにも有名だが、漫画・アニメ双方とも僕はどうも好きにはなれない。あの暗くて重い雰囲気がどうも苦手。そういう意味でオープニングからして明るくさわやかな雰囲気の「元気」はちょっと期待していた。たぶん僕が失望したのは最初の部分だと思う。そこでつまずいてしまって、後を見なくなったが、もうちょっとガマンして見ていればと今では少し後悔している。
 主人公堀口元気の父・シャーク堀口は田沼美奈子と駆け落ちして一人息子・元気を授かるが、貧困の生活の中で美奈子は若くして亡くなる。シャーク堀口は息子・元気を連れて地方を回りながらボクサーを続けていた。そんな中で軽量(フェザー)級でのボクサー復帰が叶い、連勝を続けるが、天才ボクサーの関拳児との戦いで敗れ、減量と試合のダメージで元気を残して死亡してしまう。幼い元気は父との約束で、父の夢を継いで打倒・関拳児を胸に秘め、母方の祖父母に引き取られる。やがて成長した元気がプロボクサーを目指して成長していく姿を描く。
 原作では当然ならが元気と宿敵・関拳児との戦いがクライマックスになるはずだが、製作側の当初の意図とは大きく異なり、複雑な人間関係の中で幼い元気との約束を果たすため重病ながら元気のトレーナーを務めた三島栄司の死亡。それを踏み台に元気が未来へ羽ばたこうとするところでアニメは終了している。残念ながら最終回は見ていないが、後から原作が「巨人の星」ばりで、それでいて人間関係が複雑に絡み合っていることを知って、途中で打ち切りのように終わっているのはもったいない気がする。

2009/7/2

「北極のムーシカミーシカ」  アニメーション


 「北極のムーシカミーシカ」は1979年に日活が配給し公開された劇場版アニメーション作品。原作は1964年に第5回国際アンデルセン賞佳作賞を受賞した児童文学作家のいぬいとみこさんの「北極のムーシカミーシカ」。制作は日活児童映画室・虫プロダクションで、監督は勝井千賀夫、監修は手塚治虫、音楽担当に小六禮次郎。カラー作品、80分。
 実は見ていない作品なのですが、公開当時チェリッシュのお二人がこの映画の主題歌を歌うということで話題になりました。作品を見たことがないのに動いている画の記憶があるのはテレビで予告編でもやっていたのでしょうか。
 ストーリーは見ていないので資料の要約です。
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 北極で生まれた双子の白熊の兄弟ムーシカとミーシカ。春になって巣穴を出た兄弟は初めて見る外の世界に大はしゃぎ。はしゃぎすぎて事件や事故に巻き込まれますが、母親マーチと共に過ごしてやがて次の春がやってきます。兄弟は父親のムーとめぐり会うことができましたが、人間の飛行機によって傷ついたムーは動くことがきなくなります。ムーに代って夏祭を告げる平和の笛を吹くために、ムーシカとミーシカは笛を持って北極中を回ります。そしていよいよ夏祭。たくさんの動物が集まってお祭を楽しんでいるところに、またもや人間の飛行機が近づいてきます。ムーは兄弟に「大熊岩のてっぺんで平和の笛を三回吹く」ように言います。兄弟は必死で大熊岩によじ登って笛を吹くと、その笛の音に飛行機は飛び去っていきます。ムーから平和の笛を受け取ったムーシカはミーシカと共に父母から離れて北極で生きるために旅立っていきます。ホッキョクの自然とホッキョクグマの巣立ちをモチーフにした心あたたまるストーリー。
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 キャストは主人公ムーシカに菅谷政子、弟のミーシカに野沢雅子、母熊マーチに鈴木弘子、父熊ムーに小林修。アザラシのオーラに大山のぶ代、ママアザラシに大方久子、白鳥のユーリーに横沢啓子、ユーリーの兄に古谷徹。親をなくしたホッキョクグマの娘・マーシカに松金よね子、ガラーに滝口順平、リカーに肝付兼太、他。
 主題歌は「北極のミーシカ ムーシカ 」と「きらめきのスキャット」。いずれも森雪之丞作詞、小六禮次郎作・編曲、歌はチェリッシュ。

パグラ パグラン ピカッピリ
パグラ パグラン ピカッピリ
白い壁に穴があいたらそれは窓です
飾る花がなくても光は心の扉を開きます
(北極のムーシカミーシカ)

2009/7/1

「くるくるくるり」  番外編
7月の番外編。

 グループサウンズ全盛時代にタイガースの沢田研二さんと人気を二分したテンプターズのヴォーカル・ショーケンこと萩原健一さん。俳優業を中心に活躍するようになって「太陽にほえろ」(1972年)のマカロニをはじめ、「傷だらけの天使」(1974年)、「前略おふくろ様」(1975年)、「外科医柊又三郎」(1996年)などのテレビドラマ、「約束」(1972年)、「居酒屋ゆうれい」(1994年)などの映画、どれも個性的で忘れられないものが多いです。「約束」は確か高校3年の時にクラスの映画鑑賞会でフィルムを借りてきて視聴覚室で観たのですが、強烈な印象が残ってます。岸恵子さん扮する受刑者が監視員と共にお墓参りに行く際に汽車の中で萩原健一さん扮する男と出会います。いろいろあって、彼女が刑務所から出る日を聞き公園で待っていると約束するのですが、その直後に自分も逮捕されて、最後公園で虚しく待つ女のシーンで映画は終わってます。実際に萩原健一さんはその後何度か逮捕されてます。それで離れていったファンもいますが、あの個性的演技で着いて行ったファンも多いですね。
 そんな萩原健一さん主演のテレビドラマに1973年日本テレビ系で放映された「くるくるくるり」があります。伴淳三郎扮する大川仙吉が営む車屋大仙で人力車を牽く車夫・館野辰夫を演じるのが萩原健一さん。嫁さん・光子役に島田陽子。他に宍戸錠、細川俊之、森本レオ、佐藤蛾次郎、小松政夫、三ツ矢歌子、香山美子、研ナオコ。タイトルの「くるくるくるり」は回る人力車の車輪だったんですね。
 この「くるくるくるり」のオープニング主題歌が「かくれんぼ」でした。吉永淳一作詞、山下毅雄作曲、広瀬雅一編曲、歌は松本和子、コロムビアゆりかご会。テレビドラマのオムニマス盤で聞くことができますが、童謡のCDなどにも収録されているらしいです。文字通り“かくれんぼ”をテーマにした曲で全くドラマ本編とは関係のない歌詞なんですが、1番の歌詞の最後が「くるんくるんくるん くるくるり」と実にマッチしていて好きでした。
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2009/6/30

「ひぐらしのなく頃に解」(3)  アニメーション


 物語の核心部分を描くのは「祭囃子し編」。ここまでのエピソードは圭一が転校してきた後を描いており、以前の事はあくまで回想または登場人物の話としてしか描かれていなかった。「雛見沢症候群」は未知の病として設定されているが、それ以外の部分は三四の意志によって起こされた人為的な事件として解決してしまっている点は推理小説を見るようで、神秘的なものを求めていた視聴者にとっては落胆する内容、賛否の分かれるところ。最終話で無限ループを打ち破り梨花と羽入は7月1日を迎える。ここですんなり終わっていれば良いものを、今度は成長した梨花が両親の生きている時代の三四に出会うシーンを描いているため、更なる時間のループが存在するような予感を残して終わっている。主人公は梨花だが主題は三四の生きざまの方にあるのだろうか。
 主題歌はオープニングに「奈落の花」。作詞は島みやえい子、作曲は中沢伴行、編曲は中沢伴行・尾崎武士、歌は第1期引き続いて島みやえい子。第1期の「ひぐらしのなく頃に」の雰囲気を意識して引き継いだのか、似た曲想を持つ。ただ「ひぐらしのなく頃に」が衝撃的な印象を与えた分、インパクトに欠ける気がする。オープニング映像ははっきりと主人・古手梨花を中心に描かれている。物語の進行で少し映像に手が入っており、「祭囃子し編」では最後に実体化した羽入が登場しているのが一番大きな違い。エンディングは「対象a」(たいしょうアー)。interface作詞、inazawa作・編曲、歌はanNina。最終回では物語の最後のシーンと共に流れる。

2009/6/29

「ひぐらしのなく頃に解」(2)  アニメーション
 解答編なので本来は謎解きの部分だから相当に興味を引く作品であるはずなのだが、梨花の転生、永久ループを破ろうとする物語がかなり徒長していてちょっと退屈。24のエピソードの中で一番引きつけられるのは第1話の「サイカイ」でしょうか。「罪滅し編」の20年後の後日談で退官した大石と赤坂が長年閉鎖されていた雛見沢を訪ね、少女A(竜宮レナ)と再開して事件を解説しながら核心を探るエピソード。第1話に据えることで第1期を見ていない人間にもすこしは世界観を理解できるような内容になっている。何の解答も与えてはいないが、僕は「解」では一番完成度が高いと思う。
 第2話からはアニメオリジナルエピソードの「厄醒し編」で時系列的には「罪滅し編」よりも後の雛見沢で、梨花が古手神社で惨殺される経緯を初めて描いている。第2期屈指の残虐場面のひとつ。反面、ギャグ的描写も多い。
 第6話から「皆殺し編」。新たな雛見沢に転生した梨花と羽入だが、羽入の時間を遡る力が落ちてき、梨花に与えられた時間(綿流しの祭までの日数)が僅かしかない。ここでの解答の一番大きなものは梨花によって語られる“雛見沢症候群”の実態と三四の正体。ストーリー的には梨花が“敵”の存在を認知しループに終止符を打つための方法(ヒント)をみつけるところ。
 第14話から「祭囃し編」でいよいよ最終段階に突入する。時系列的には「皆殺し編」の続きに当たる。前半は三四の生い立ちから始まって、三四を中心に物語は展開し、かつての“おやしろさまの祟り”とされる事件の真実を描いていく。後半はそれを踏まえた上で無限ループを打ち破るため、羽入が実体化して雛見沢分校に転校生としてやって来て、三四の強い意志を打ち破り事件を解決に導くまでを描く。

2009/6/28

「ひぐらしのなく頃に解」(1)  アニメーション


 「ひぐらしのなく頃に解」は2007年にフジテレビ系列他で放映されたアニメ作品。「ひぐらしのなく頃に」の第2期作品で、続編。原作は竜騎士07、監督は今千秋、音楽担当は川井憲次、制作はスタジオディーン、製作はひぐらしのなく頃に解製作委員会 、全24話。
 第1期の「罪滅し編」の後日談を第1話「サイカイ」に据えて、さらにアニメオリジナルストーリー「厄醒し編」を加え、原作の解答編「皆殺し編」と「祭囃し編」を続けるという構成。解答編であるため、第1期に描かれているようなスリル性の高い演出や残虐な殺戮シーンは少ない。ストーリーの主人公は別々ではなくて一貫して古手梨花が引っ張る形になっている。作品構成の特徴としてはエンディングの後の予告編がなく、公式ホームページのURLが表示されるだけで、Web上で公開されている。映像は次回の画像の一部を流しているが、予告編担当の古手梨花と羽入が語る内容は次回のエピソードとは殆ど関係ない。ちなみにDVDでは予告編が本編の後に挿入されている。
 登場人物は殆ど同じで、チャイムを鳴らすだけの海江田校長がセリフを持って登場するのと、詩音が雛見沢分校に転校してきていたりするあたりが大きな違い。一番の違いは“オヤシロさま”の本体(実体)である羽入の登場。声も姿も梨花にしか聞こえず、見えない存在。雛見沢症候群の症状が進行してきた者(レベル3以上)だけがその存在の一部感じ取れるようになり、祭囃し編にて実体化して転生し梨花以外の人間にも存在が認知できるようになる。喋り方は梨花と同じだが、気弱。言動から梨花を思いやる気持ちがよく伝わってくる。羽入の声を演じたのは堀江由衣さん。
(つづく)

2009/6/27

「浜辺の歌」  特撮
 昨日息子が期末試験に向けて音楽の勉強をしており、その中で「浜辺の歌」がありました。林古渓作詞、成田為三作曲の有名な唱歌ですが、歌詞が、“あした”、“しのばるる”、“もとおれば”と難しい上に、半音階が随所にあって歌い難いところもあります。ところがこの歌を劇中でメインキャラクターが歌うという特撮がありました。「浜辺の歌」というとこの特撮を思い出します。
 その作品は「怪奇大作戦」の第17話「幻の死神」。静かに瀬戸内の夜の海に青白く光った水面から無数の手が現れるという怪奇事件を捜査するため、SRIの所長・的矢と三沢京助が現場近くの浜辺にやってくる。そこで三沢を演じる勝呂誉が唐突に「浜辺の歌」を歌い、的矢が「上手いねぇ」とほめる。本編とは直接関係のないシーンながらなぜかよく覚えているシーンだ。

あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 忍ばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も

 事件は密輸組織がその海域に人を近寄らせないように、伝説を利用して、水中に吊るした手や平知盛をX線を海底から当てて出現させていたのだが、牧の開発したパーフェクトライトによりトリックが見破られる。

2009/6/24

「元祖天才バカボンの春」  アニメーション
 「元祖天才バカボン」の後期エンディング。ギャグアニメとはとても思えないバラード調の曲で、最初聞いた時にはちょっと驚いた。僕はよく覚えていないのだが、前期エンディングの「パパはやっぱりすばらしい」と同じエンディング映像で曲だけ差し替えたそうだ。
 何と言ってもこの曲の歌詞「四十一才の春だから」は世間にバカボンのパパの年齢を世に知らしめた名句。漫画の設定では生まれは昭和元年だそうで、アニメの放映開始が昭和41年で以来年をとっていない、万年41才のキャラクター。何十年たっても変わらぬサザエさんと同じ。楽曲としても大変優れていると思う。原作の赤塚不二夫さんが作詞で本編の内容とは激しく異なる哀愁の漂う曲となっている。レコードを買おうとあちこち捜し回ったけれども見つからず、未だテレビから録った音源だけしか持っていない。作詞は赤塚不二夫氏、作曲は渡辺岳夫、歌はコオロギ’73とコロムビアゆりかご会。

2009/6/23

「パパはやっぱりすばらしい」  アニメーション


 「元祖天才バカボン」は原作者の赤塚不二夫さんにも好評で、忠実に原作に近い(則した)作品として、タイトルに「元祖」の二文字を入れているのだけれど、一般的に僕の年代だと1作目の「天才バカボン」の印象が強くて、「元祖」が放映された時に友達の間では「おもろない」という感想がよく聞かれた。僕もマンガチックで淡白な印象を受けた覚えがある。今でも「元祖」よりも第1作の方が好きだ。やはりアニメと漫画は違うものということでしょう。
 同様に主題歌も「柳の下に猫がいる〜」が余りに強烈で「青空のうめぼしにパパが祈るとき〜」は出てこない。しかしながら、今主題歌を聞き直してみると「元祖」の二つのエンディングはなかなか素晴らし曲だ。前期エンディングが「パパはやっぱりすばらしい」。作詞は東京ムービー企画部、作曲は渡辺岳夫、編曲はあかのたちお。歌は水谷賢とコロムビアゆりかご会、こおろぎ'73。バカボンがパパに語りかける形の歌詞でほのぼのと明るい曲。「天才バカボン」の主題歌でお約束のパパ(雨森雅司さん)のセリフもちゃんと入っている。歌詞の内容と全くズレているところも可笑しい。

「もう朝か、みんな寝なさい!」
パパは パパはやっぱり
やっぱり すばらしい


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